スペイン1部バルセロナのシャビ監督(41)が、監督として初めて迎えるレアル・マドリードとの一戦「クラシコ」について、「Rマドリードは現在、スペインで最も調子のいいチームだ」とライバルの実力を認めた。

12日、リヤド(サウジアラビア)で行われるスペイン・スーパー杯の準決勝でRマドリードと対戦する。スペインリーグでは勝ち点差17という大きな差が開いているが、シャビ監督は関係ないことを強調。「明日は我々にとってタイトル獲得のチャンスであり挑戦だ。モチベーションが非常に高いし、ターニングポイントになる可能性がある。我々は主役を演じることを望んでいるし、素晴らしいパフォーマンスを発揮したいと思っている。クラシコは予測不可能だ。勝ち点差は関係なく、何が起こるか誰にも分からない。我々は自分たちの武器を使ってプレーする必要があるし、決勝に進出できるよう最後まで戦い抜くつもりだ」と意気込みを語った。

新加入のフェラン・トーレスについては「フェランとペドリが出場できるのは我々にとってビッグニュースだ。さらにアンス・ファティも戻ってきた。彼らはけがや新型コロナウイルス陽性から復帰してきたばかりの選手たちなので出場時間を加減しなければいけないが、違いを生み出すことができる。我々が使用したいシステムの鍵となる選手たちが戻ってきてくれたのでうれしい」と言及した。この日の夜、フェラン・トーレスの選手登録が完了し、背番号が19に決定している。(高橋智行通信員)