マジョルカの地元紙ウルティマ・オラは17日、国王杯4回戦エスパニョール戦でFKでのゴールを決めたマジョルカMF久保建英(20)の特集を組んだ。「クボがゴールを決めるとマジョルカが笑顔になる」とし、久保が得点した試合でチームが負けたことがないと強調した。

マジョルカは昨年12月4日のアトレチコ・マドリード戦に久保の決勝点で勝利。その後はエスパニョール戦まで公式戦6試合で、勝ったのはカテゴリーが下の相手と戦った国王杯2試合のみだった。

久保は2季前も含めると、マジョルカで通算6点を決めているが、うち5ゴールが勝利につながっている。久保が得点を記録した試合のマジョルカの成績は5勝1分けとなっている。

唯一の引き分けは、2季前にアウェーで行われたスペインリーグ・ベティス戦。ただ、その試合でも久保は2-3の劣勢の中、後半25分に同点弾をたたき込み、チームに勝ち点1をもたらした。

また、久保は昨季2点を決めているが、シーズン前半に所属したビリャレアルでは欧州リーグ1次リーグ・シバススポル戦で先制点を決めて5-3の勝利に貢献。昨季後半に所属したヘタフェではスペインリーグ・レバンテ戦で決勝点をマークし、チームを残留に導いた。このように久保はスペインでの2シーズン半に8試合でゴールを決め、一度も負けたことがない。(高橋智行通信員)