日本代表MF久保建英が所属するマジョルカが、成績不振によりルイス・ガルシア監督(49)の後任探しに動いているとマジョルカの地元紙ディアリオ・デ・マジョルカ電子版が22日に報じた。

代役として元日本代表監督のハビエル・アギーレ氏(63)とパブロ・マチン氏(46)の2人が候補に挙がっているという。

マジョルカは20日にアウェーで行われたスペインリーグ第29節エスパニョール戦に0-1で敗れ6連敗。29試合を戦い6勝8分け15敗、勝ち点26の18位という成績で今季初めて降格圏(18位~20位)に転落した。

この状況を受けスポーツディレクターのパブロ・オルテイスは、エスパニョール戦直後からルイス・ガルシア監督の後任探しに動いており、22日午前中にビジネス部門のアルフォンソ・ディアスCEOと新監督との契約についての話し合いを行ったと同紙は伝えている。

ルイス・ガルシア監督の代役として現在、ハビエル・アギーレ氏とパブロ・マチン氏の2人が候補に挙がっており、契約期間は現時点でリーグ戦9試合が残る今季終了までになるという。

現時点では、経験豊富なメキシコ人監督アギーレ氏が最有力候補になっている。これまで母国の代表やクラブ及び日本代表、スペインのオサスナ、アトレチコ・マドリード、サラゴサ、エスパニョール、レガネス、さらにUAEやエジプトのクラブで指揮を執ってきた。最近までメキシコのモンテレイで監督を務めていたが、クラブワールドカップの敗戦やリーグ戦の成績不振により先月解任されたばかりである。

もう1人の候補であるマチン氏はこれまでヌマンシア、ジローナ、セビリア、エスパニョールで指揮を執り、昨季はアラベスの監督を務めたが昨年1月に解任されていた。その後、サウジアラビアのアル・アインとアル・ラエドを率い、今年1月より無所属となっている。

状況が不透明な中、マジョルカは国際Aマッチ期間後、来月2日に残留争いのライバルである15位ヘタフェとアウェーで対戦する。(高橋智行通信員)