バルセロナが、リーズのブラジル代表FWラフィーニャ(25)を獲得の最有力候補に挙げていると、スペイン紙スポルト電子版が22日に報じている。

バルセロナはこれまで、来季に向けてドルトムントのノルウェー代表FWハーランド獲得に動いてきたが交渉が難航しているため、新たにラフィーニャをターゲットにしたという。同紙はシャビ監督がラフィーニャを、今年6月30日で契約が満了しパリ・サンジェルマン行きの可能性が報じられるデンベレの代役に考えていると説明した。

ラフィーニャは類稀なスピードと強烈な左足のシュート力を備えた、1対1に強いウイング。これまでポルトガル、フランス、イングランドでのプレー経験があり、ビッグクラブに移籍する準備が十分整っているという。

またスペイン紙ムンド・デポルティボは、ラフィーニャの契約が24年6月30日まで残っており、契約解除金が7500万ユーロ(約97億5000万円)に設定されていると説明した。

バルセロナがこの金額を支払うのは不可能に近いが、現在プレミアリーグ16位のリーズが来季2部に降格した場合、2500万ユーロ(約32億5000万円)にまで値下がるため、獲得が容易になると伝えている。

ラフィーニャは昨季のリーズ加入後、プレミアリーグ通算57試合に出場し、15得点12アシストを記録している。(高橋智行通信員)