フランス1部パリ・サンジェルマンのブラジル代表FWネイマール(30)が、米ネバダ州ラスベガスで行われているポーカーの世界大会「ワールドシリーズ・オブ・ポーカー(WSOP)」でデビューを果たした。ESPN電子版が13日、その様子を伝えた。

ポーカーには何種類ものゲームがあるが、ネイマールはメインイベントともいえる「テキサス・ホールデム」(各プレーヤーごとに配られる2枚の手札と、コミュニティー・カードと呼ばれる全プレーヤー共通のカード=最大5枚を組み合わせてプレーするポーカーの一種)のテーブルに登場。楽しそうにプレーした。

ネイマールは16年にも予選に勝ってこの大会の出場権を得ていた。だがリオ五輪に参加したため、WSOPには出ることができなかった。今回は晴れて念願のデビューとなったもようだ。「テキサス・ホールデム」は3日間にわたって競われるが、ネイマールは初日の途中で敗退となったという。

ただネイマールはオンラインポーカーサイト「PokerStars」のアンバサダーも務めており、将来的にはプロのポーカープレーヤーとしてツアーで戦うことも真剣に視野に入れている。昨年のインタビューでは「サッカーを引退したら、ツアーの大会に出場することができると思う。これまではスケジュールの都合でだめだったからね」と話していた。今大会でのデビューは、サッカー以外のもう1つの夢へ向けた第1歩となったかもしれない。