新たにプレミアリーグ・チェルシーのオーナーとなったトッド・ボーリー氏が、これまでのように補強に際限なく資金を投じることはできないと示唆した。ESPN電子版が報じた。

チェルシーはロシア人のロマン・アブラモビッチ氏が03年にクラブを買収して以来、その財力を生かして5度のプレミアリーグ優勝、2度の欧州チャンピオンズリーグ(CL)制覇など、欧州でも有数の強豪に上り詰めた。

だがボーリー氏は「ファイナンシャル・フェアプレー(FFP)のルールがより厳しく運用されるようになるし、どんな金額を支払っても選手を獲得するということは制限されると思う」

「欧州サッカー連盟(UEFA)はFFPを真剣に考えているし、これからもそうだろう。罰金や大会に出場できないケースももっとでてくると思う」などと話し、FFPの違反によって処分を受けることは避けたいという意向を示した。

今週、スペインリーグはパリ・サンジェルマンとマンチェスター・シティーがFFPに違反しているとして、UEFAに訴えている。