日本代表MF久保建英(21)の来季のプレー先としてレアル・ソシエダがレンタルでの獲得を狙っていると、スペイン紙アス電子版が22日に報じた。

同紙によると久保は来季、Rマドリードのメンバー入りを望んでいるが、少なくとも来年まで空く可能性の低いEU圏外枠の問題もあり、4季連続の期限付き移籍が濃厚となっている。

このような状況のため、Rマドリードは久保をより攻撃的でポゼッションサッカーに優れたチームに加入させることを希望しており、その移籍先候補としてRソシエダが浮上している。同クラブは過去2年も獲得に動いてきたものの、交渉は成立しなかった。

同紙によるとRソシエダのスポーツディレクターを務めるロベルト・オラベ氏が久保を高く評価。今後の成長や将来性を信じており、最終的に大ブレークして素晴らしい選手になると確信しているという。そのため今夏再び、Rマドリードと久保の代理人に対して、来季の去就に関する問い合わせをしたという。

Rソシエダは今季のスペインリーグを6位で終え、来季の欧州リーグ出場権を獲得している。そのためこの期限付き移籍が実現した場合、久保はビリャレアル時代のようにヨーロッパの舞台でプレーすることが可能となる。(高橋智行通信員)