リバプールのユルゲン・クロップ監督(55)が「南野拓実がリバプールでは成功しなかった」という意見について「絶対に受け入れない」と話した。クラブ公式サイトが伝えた。

クロップ監督はモナコへの移籍が発表された南野について「リバプールではうまくいかなかったと言う人間が出てくるだろう。そういう人間は間違っている。そんな意見は受け入れられない」と断固として話したという。

クロップ監督によると南野は「信じられないほどのプロフェッショナルで、スーパーな、才能に恵まれた選手」「人間としても温かい心の持ち主で、みんなをポジティブな気持ちにさせてくれる。監督としては夢のような存在」だという。

南野は今季、FA杯、イングランド・リーグ杯でチーム得点王となり、両大会でのリバプールの優勝に大きく貢献した。指揮官は「我々が彼に与えることができた出場機会よりもはるかに大きな貢献をしてくれた。彼はチームを向上させてくれるし、彼がリバプールで成し遂げたことはいつまでも色あせない」とたたえた。

南野は多くの出場機会を得るためにモナコへと移籍し、リバプールもチーム事情から引き留めない形となったが、クロップ監督は感謝の気持ちでいっぱいのようだ。