レアル・マドリードは1日、スペイン人FWボルハ・マジョラル(25)がヘタフェへ移籍することで合意したと公式サイトで発表した。スペイン紙アスによると、27年までの5年契約、移籍金1000万ユーロ(約14億円)であることを伝えている。

マジョラルは10歳の時の07年夏、Rマドリードの下部組織に入団。それ以降、順調にステップアップしていき、Bチームのカスティージャに所属していた15年10月にトップチームでの公式戦デビューを果たした。

しかしその後、期限付き移籍を繰り返し、Rマドリードに所属したのは17-18年シーズンのわずか1季のみ。昨季後半はヘタフェでプレーし、18試合6得点という素晴らしい成績を残してチームの1部残留に貢献し、サポーターのハートをつかんでいた。

今夏、復帰を目指してRマドリードのプレシーズンに参加し、一時はベンゼマのバックアップとしての役割を期待されていた。しかしアンチェロッティ監督を納得させることはできず、アメリカツアーでは全く出番を与えられなかった。そんな中、昨季のパフォーマンスを高く評価したヘタフェが再び獲得に動きだし、最終的に合意に至ったとのことだ。

マジョラルのRマドリードでの通算成績は公式戦33試合出場7得点。その間、欧州チャンピオンズリーグ(CL)を含む、4タイトルを獲得した。(高橋智行通信員)