バルセロナがスペイン代表MFブスケツ(34)の代役として、日本代表MF久保建英(21)が所属するレアル・ソシエダードのスペイン人MFスビメンディ(23)を最有力候補に挙げているという。スペイン紙ムンド・デポルティボ電子版が21日に報じた。

ブスケツの契約は来年6月30日までだが、現時点で契約更新するか、どうかが不透明な状況。シャビ監督は残留を希望しているものの、34歳とベテランとなり、契約延長しても短期間になる可能性が高い。米MLSのインテル・マイアミが獲得を狙っているという報道もあるため、一刻も早い補強が必要であるという。

そんな中、同紙はシャビ監督の一番のお気に入りはレアル・ソシエダードMFスビメンディだと伝えた。またクラブ内ではシャビ監督の就任以前より、スビメンディを獲得すべきだという話も出ていたとのこと。そのため現在、シャビ監督やスポーツディレクターの中で、スビメンディがブスケツの代役としての第1候補に挙がっているという。

スビメンディは今季、絶対的なレギュラーの1人であり、シルバ、ブライス・メンデス、ミケル・メリーノとともに中盤の核となっている。Rソシエダードとの契約は25年6月30日までとまだ3年近く残り、契約解除金は6000万ユーロ(約84億円)に設定されている。

しかし、スビメンディが最近、契約延長の可能性を認めていたため、契約解除金や低く設定されている年俸が近々大幅アップする可能性が高くなっている。実際、Rソシエダードは契約期間を最低でも2年延長し、年俸を倍にすることを考えており、手放すつもりはなさそうだ。

バルセロナは今夏、レバンドフスキ、ラフィーニャ、クンデなどの大型補強を敢行し、多額の投資を行ってきた。しかし補強が必要なポジションはまだ残されており、現在替えの効かないブスケツの代役を探す必要があるとのことだ。このような状況の中、バルセロナが今後、どのような動きを見せるかに注目が集まることになるだろう。(高橋智行通信員)