【サンセバスチャン=高橋智行通信員】スペインリーグの第17節が14日に行われ、日本代表MF久保建英(21)が所属するレアル・ソシエダードはホームでビルバオに3-1で快勝した。久保は今季3ゴール目、またPK獲得など勝利に大きく貢献し、MVPを獲得した。

試合後、Rソシエダードのイマノル・アルグアシル監督が会見に出席し、久保が獲得したPKの場面などに言及した。

主な内容は以下の通り。

-勝利したバスクダービーについて

「現在3位で、自分たちが欧州カップ戦の順位にいること、火曜日に国王杯があることなどを考えると、大きな感動と楽しみを感じている。私は子供の頃、ラ・レアル(Rソシエダードの愛称)が負けると誰とも話したくなかったし、怒りながら寝たものだ。今日は楽しかった」

-選手のパフォーマンスについて

「我々はプレスをかける時、勇敢なチームであり、今日もアスレティック(ビルバオ)相手にそうしなければいけないことを分かっていた。彼らは中からパスを通すことができるチームだからね。さらに我々には彼らを突破し、スペースを見つけ、フリーの選手を見つける武器もあった。あまりチャンスは作れなかったが彼らよりも多かったし、前半のうちに2回成功させ、後半はあのPKのプレーで試合を決定づけた」

-物議を醸した、久保が誘発したPKについて

「ベンチからコンタクトがあったかどうかは見えなかったが、タケには2点目を決める可能性があった。コンタクトがないのにわざわざダイブするとは思えない。前半は我々が優勢だったが、後半はあのPKのプレーがあるまではより拮抗していたよ」

-欧州チャンピオンズリーグ出場の可能性について

「我々がどこまで行けるかは分からない。どこまでやれるのか今後様子を見てみないとね。ここ数年、自分たちが望んだところに到達できなかったので、我々に今季、その力があるのか見ていくつもり」