【マドリード=高橋智行通信員】レアル・ソシエダードはアウェーでラヨ・バリェカノを2-0で下し、クラブ史上の最多記録となる公式戦9連勝を達成した。

日本代表MF久保建英(21)はベンチ入りこそしたが、大腿(だいたい)四頭筋に張りがあったため大事を取って出場しなかった。チームは18節を終えて12勝2分け4敗の勝ち点38で欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場圏内の3位をキープした。

Rソシエダードは前線から積極的にプレスをかけにきたラヨ・バリェカノ相手に立ち上がりからボールを支配。15分に相手のスローインを奪ったシルバのスルーパスから、セルロートがGKとの1対1を制して先制点を記録した。

Rソシエダードはその後、丁寧にパスを回してゲームをコントロール。守備ではラリョ・バリェカノに決定機を作らせず、36分にブライス・メンデスのCKをエルストンドが後ろに流し、バレネチェアがファーポストで合わせて2点差にし、前半を折り返した。

2点を追うラリョ・バリェカノが後半に入り反撃を開始。2分にルジューヌがヘディングシュートを放つが、レミーロにファインセーブされた。その後もラリョ・バリェカノの時間が続き、18分にアルバロ・ガルシアが打ったシュートはDFに阻止された。

後半、受け身に回っていたRソシエダードは20分、中3日でスペイン国王杯(バルセロナ戦)を控えていることを考慮し、シルバ、ブライス・メンデス、セルロートの主力選手を温存に入る。その後、ナバーロやマリン、オラステギが立て続けにゴールを狙っていくが、追加点は奪えなかった。

久保は試合後、状態についてコメントした。「ちょっと張ってるんで。それがあって2連戦なんで監督と話して今日は休むことになりました。バルサ戦は大丈夫です」。

次戦は25日(日本時間26日午前5時開始)、スペイン国王杯準々決勝で少年時代を過ごしたバルセロナとカンプ・ノウで対戦する。