今年6月に契約が満了するバルセロナの元スペイン代表MFブスケツ(34)が来季、アメリカでプレーする予定だと、スペイン紙ムンド・デポルティボ電子版が2日に報じた。
クラブは現在、マルコス・アロンソとの契約を延長し、ガビを裁判の末トップチームに登録するなど、選手の契約に関する解決できていないさまざまな問題に取り組んでいる。そんな中、今後取り組むべき案件として、今季終了後に契約が満了するチームの重鎮であるブスケツとセルジ・ロベルトとの話し合いが残されている。
ブスケツに関して、契約が残り5カ月を切るにもかかわらず、クラブは現時点で正式な延長オファーを出していないとのこと。クラブ関係者によると、事前の接触はあったものの、代理人との話し合いはまだ何も行われていないという。しかしブスケツ自身、今年6月30日の契約満了を機に米MLSクラブへの移籍を真剣に検討しており、現時点ではその可能性が非常に高くなっている。
ブスケツがバルセロナとの契約を延長しない理由のひとつとして同紙は、現在と来季以降の年俸に大きな隔たりができる可能性が高く、それを受け入れるのが難しいためと説明している。
一方、セルジ・ロベルトに関してクラブは、すでに1年延長オプション付きの1年間の契約延長のオファーを提示済みであるとのことだ。(高橋智行通信員)