バリャドリード戦で積極的にシュートを打った日本代表MF久保建英(21)に対し、地元紙がチーム最高点をつけた。

9人もの故障者を抱えたRソシエダードは5日、スペインリーグ第20節でバリャドリードと対戦。久保は公式戦3試合連続出場を果たし、4-3-3の右ウイングでプレーした。立ち上がりから積極的に得点への意欲を見せ、チーム最多7本のシュートを打つなど、フル出場。ただ、最後まで得点できず惜しくも0-1で敗れた。

チームがリーグ戦8試合ぶりの黒星を喫したにもかかわらず、MVPに選出された久保に対し、クラブの地元紙エル・ディアリオ・バスコの評価は高かった。「孤軍奮闘し、チームで最もゴールを狙って、違いを生み出した選手。ポストをかすめるシュートでスタートし、オラサのイエローカードを誘発。後半はマジップ相手に強烈なシュートを真ん中に2本打った。さらにアディショナルタイム、強引に放ったシュートはゴール上を大きく越えていった」と寸評し、チーム唯一となる4点(最高5点)をつけた。

レミーロ、スビメンディ、ル・ノルマン、スビメンディ、イジャラメンディ、マリン、セルロート、アイエン・ムニョスの8人が久保に次ぐ3点だった。

久保の今季のスペインリーグ成績は17試合(先発15試合)、1258分出場、3得点2アシスト。3位の座を維持するRソシエダードはこの後、来月13日に行われる第21節でエスパニョールとアウェーで対戦する。(高橋智行通信員)