レアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英(21)が、16日にホームで行われる欧州リーグ決勝トーナメント1回戦第2戦ローマ戦で、公式戦2試合ぶりに先発復帰するとスペイン紙マルカが試合当日に予想した。

久保は12日にアウェーで行われたスペインリーグ第25節マジョルカ戦で公式戦9試合ぶりにベンチスタートとなった。後半36分に古巣のサポーターに温かい拍手を受けながらピッチに入るも出場時間が短く、目立った活躍なしに試合を終えた。チームも1-1で引き分け、公式戦5試合未勝利が続いている。

このように大きく調子を崩す中、Rソシエダードは第1戦で喫した0-2の敗北を逆転するという非常に厳しい戦いに挑むことになる。この一戦に向け、マルカ紙は久保が4-4-2の右FWで先発復帰すると予想した。

そのスタメンはGK=レミーロ、DF=ゴロサベル、ル・ノルマン、スベルディア、リコ、MF=ブライス・メンデス、スビメンディ、シルバ、ミケル・メリーノ、FW=久保、オヤルサバル。再びサディクとエルストンドがけがで招集外だった。

アルグアシル監督はこの重要な一戦に向け、前日会見で「サポーターの90%は逆転できると信じている。難しいのは確かだが、我々はそのためにプレーする必要がある。ナザレ(※ビッグウエーブが起こるポルトガルのサーフポイント)のような30メートルの波を発生させるため、完璧な嵐を起こさなければいけない」と意気込みを語っていた。

(高橋智行通信員)