韓国サッカー協会(KFA)に内紛が起きた。韓国の日刊スポーツによると、KFA労働組合員が組合機関誌に特別寄稿した内容を「サッカー界を壊した罪、生涯記憶して生きて…チョン・モンギュ会長に向けた大きな内部批判」の見出しで報じた。

5月のKFAの労働組合機関誌の「労報グリーンカード」に掲載したもので、3月にサッカー賭博や八百長などに関わって韓国サッカー界から永久追放されていた48人を含む100人を特別復帰させた決定を批判した。当時KFAは、韓国国内の批判の受け、直後にチョン会長以外の理事が全員辞退して、騒動を収めていた。

今回の特別寄稿で、名前を伏せた組合員は「我々にもう1度春が来るだろうか。リーダーの愚かな決定で韓国サッカーは厳しい冬から抜け出すことができない。100人を復帰させる決定の後に、謝罪文1枚を読み上げるだけでいいと思っているのだろうか」とつづった。

また「チョン会長は自分の会社(現代グループ)に戻って、生涯謝罪の気持ちを持ち、この10年間サッカー界を壊した罪を記憶して生きて。そしてこれ以上、サッカー界との縁は切ってほしい。韓国サッカー界はチョン会長個人のものではない」とも書いた。