サッカーの2018年W杯開催を目指すロシアの招致委員会は30日、おとり取材でアダム理事(ナイジェリア)がロシア招致委が票の取引に応じると発言したとする英紙サンデー・タイムズの取材を受け、これを否定したと明らかにした。

 ロシア招致委員会は英紙側とのメールでのやりとりを公表。その中で、アダム理事が8月下旬にロシアを訪れたことは認めた上で、競技場の建設や選手の強化などの“協力”を申し出た事実はないとし「アダム氏の発言は空論で事実無根」と否定した。同紙は31日付でアダム理事の発言を短く伝えた。

 [2010年10月31日22時58分]ソーシャルブックマーク