<スペインリーグ:ヒホン1-0Rマドリード>◇2日◇マドリード

 約9年間も続いた名監督の不敗神話が崩れた。ポルトガル、イングランド、イタリア、スペインの国内リーグ戦で率いたチームのホーム戦で、モウリーニョ監督がついに敗れた。ロイター通信によると、黒星を喫した試合について「サッカーに運はつきもの。相手は運があり、われわれには全くなかった」と話した。

 敗戦のヒホン戦は、主力不在が影響した。得点ランキング首位のロナルド、フランス代表ベンゼマが負傷欠場、スペイン代表シャビアロンソが出場停止。後半34分に失点し、猛攻を仕掛けたが、追い付けなかった。

 ポルトを率いた2002年2月に敗れてから、本拠地はポルトで38試合、チェルシーで60試合、インテル・ミラノで38試合、Rマドリードで14試合を負け知らずだった。

 偉大な記録に終止符が打たれた以上に、モウリーニョ監督にとって首位バルセロナと勝ち点差が8に広がったのが響くのだろう。「数字上優勝の可能性はあるが、ほぼ不可能」と嘆いた。(共同)