ドイツ代表のヨアヒム・レーウ監督は7日、欧州選手権(6月8日開幕)の代表候補選手27人を発表、シャルケの18歳MFユリアン・ドラクスラーがサプライズ初招集となった。

 独紙ビルトによると、まだ高校に通うドラクスラーは、直接レーウ監督の電話を受け取ることができず、授業の合間の休憩時に携帯に入っていた留守電を聞いた。「まったく期待もしていなかった。僕にとってものすごい光栄なことだよ。もちろん僕は自分のベストを出してくる」とコメント。当初ドラクスラーは、修学旅行でニューヨークに行く予定だったがそれをキャンセルし、代表合宿の行われるイタリア・サルディーニャ島に行くことになる。

 29日には27人のうち4人が外れ、今のところ落選候補の筆頭ではあるが、3週間の合宿の間にアピールするチャンスはある。

 レーウ監督は招集理由について「彼はものすごいポテンシャルを持った選手。1対1の状況に強く、スピードとインテリジェンスがある」と評価している。