イングランド・サッカー協会(FA)は16日、元イングランド代表主将のMFデービッド・ベッカム(38=パリサンジェルマン)が今季限りで現役を引退すると発表した。

 「最高のレベルでプレーができている今が自分の選手生活を終えるにふさわしい時期だと感じた」との談話を出した。

 英紙デーリー・メールの電子版によると、チームからは1年の契約延長のオファーを受けたが、引退を決意したという。

 ベッカムは右足の正確なキックを武器に、プレミアリーグのマンチェスターUでプロデビューし、1999年に欧州チャンピオンズリーグ制覇。

 その後はRマドリード(スペイン)や米プロリーグMLSのギャラクシーなどでプレーし、1月に加入したフランス1部リーグのパリサンジェルマンで19季ぶりのリーグ制覇に貢献した。

 イングランド代表でGK以外の選手としては代表最多通算115試合に出場。

 98年と2002年、06年のワールドカップ(W杯)3大会でプレーし、来日した02年W杯日韓大会で人気を集めた。