元イタリア代表監督のアリゴ・サッキ氏(68)が、イタリア連盟の下部組織のコーディネーターを退任すると同連盟の公式サイトで発表した。31日付の伊紙コリエレ・デロ・スポルトが報じた。

 サッキ氏は「私はもう若くない。20年間、ストレスと戦ってきたが、最近はストレスに勝てなくなってきた。サッカーから遠ざかるよ」と、サッカー界から身を引くことを明らかにした。

 同氏はACミラン監督時代に、ファンバステン、フリット、ライカールトの「オランダトリオ」を擁して、88-89年シーズンに欧州チャンピオンズ杯(現欧州チャンピオンズリーグ)優勝に導いた。翌年も優勝させ、2連覇を達成。イタリア代表監督としては94年米国W杯で決勝に導いた。