愛車フェラーリを自損事故で大破させたマンチェスターUのMFクリスティアーノ・ロナウド(23)が、スピード違反で免停となる可能性が出てきた。マンチェスター州警察の関係者が、地元メディアに「制限速度を超えていた可能性があるので、スピード違反についても調査する」と話していることが分かった。

 事故は8日に、C・ロナウドが練習に向かう途中、トンネル内で車を壁にぶつけたもの。飲酒運転の疑いはないが、現場には事故の原因になる障害物はなく、左前輪は停車した約183メートル後方で見つかったことなどから、州警察は大幅なスピード違反も視野に捜査を進めている。

 車は大破したが、本人は無傷で同日の練習でも通常メニューをこなした。さらに帰宅時には、友人に自宅から運んでもらった愛車ベントレーのハンドルを握って、右手親指を立てる「サムアップ」ポーズで笑顔を見せていたという。

 また、大破させたフェラーリは当初「F430」とみられたが、実は母国ポルトガルで先月購入したばかりの「599」(価格20万ポンド=約2800万円)だったことが判明。英マンチェスターの自宅に届いたのは6日で、下ろしたての新車を一瞬にしてスクラップしてしまったという「大物」ぶりだ。(春日洋平通信員)

 [2009年1月10日8時50分

 紙面から]ソーシャルブックマーク