12日に浦和を退団したMF相馬崇人(27)が、ポルトガル1部マリティモに入団した。28日に1年半契約を結び、背番号は77。「海外志向が強かったので、やっとスタートラインに立ててうれしい。これから挑戦できるのが楽しみ」と喜んだ。プロ1年目の03年に東京Vで指導を受けた、ロリ監督が指揮を執っていることも心強かった。

 移籍先が決まらないまま浦和を飛び出し、リスク覚悟で海外挑戦の夢を現実にした。当初は移籍を前提として3日にドイツ2部フライブルクの練習に参加予定だったが、同クラブと浦和の交渉が長引いたため話は消滅し浦和も退団。その後はロシア1部移籍も視野に入れつつトルコに渡り、現地でブラジル人が集まるチームに入り、試合を繰り返し売り込みを続けていた。

 移籍と同時にモデルの秦れいと11日に結婚したと、自身の公式ブログで発表した。夫人は芸能人女子フットサルチームのカレッツァに在籍したこともある。相馬はサッカーに理解のある最高の伴侶とともに、2月1日のナバル戦(ホーム)でのデビューを目指す。

 [2009年1月30日8時29分

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