<ブンデスリーガ:ボルフスブルク5-0ハノーバー>◇16日◇ハノーバー

 日本代表のMF長谷部誠(25)とFW大久保嘉人(26)が所属するボルフスブルクが16日、リーグ初制覇に王手をかけた。敵地のハノーバー戦に5-0で勝って首位をキープ。2位バイエルンが2-2でホッフェンハイムに引き分け、1試合を残し勝ち点2差、得失点も7差に広がった。ボルフスブルクは23日の最終節ブレーメン戦に勝てば無条件で、引き分けでもバイエルンが7点差以上で勝たない限り優勝が決まる。

 2戦連続で先発した長谷部は、先制弾とダメ押し弾をアシストした。左ひざ手術からの復帰戦となった12日ドルトムント戦で頭部を負傷し、この日はテーピングを施しての出場で、右から左へとポジションを変えながら勝利に貢献。マガト監督の今季限りでの退団が決まっており「優勝して恩返しをしたい」と話した。

 同僚の大久保も後半29分から出場し終了間際に決定的なシュートを放つなど奮闘。欧州4大リーグでは、01年にセリエAのローマに所属した中田英寿以来となる日本選手のリーグ制覇に前進した。(西村友通信員)

 [2009年5月17日7時47分

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