スペインがナカムラフィーバーに沸いている。スペイン紙アスは15日、セルティックとの契約が今月末に切れるMF中村俊輔(30)のエスパニョール入団が内定したと報じた。代理人のロベルト佃氏とクラブ幹部が14日に交渉を行い、基本的合意に達したとした。またバルセロナの地元紙スポルトも、同日に交渉があったと報じ、ダニエル・サンチェス・リブレ会長の「うまくいった場合はしっかりと発表する」というコメントも掲載。報道合戦が一気に過熱しだした。

 現状では中村本人もロベルト佃氏も、移籍交渉の進展については、明言を避けている。移籍決定寸前で交渉が暗礁に乗り上げたままの横浜にも、断りの連絡などは入っていない。移籍先選定のために渡欧中の同代理人は、報道の過熱に配慮し、エスパニョール幹部との交渉は隠密に行うものとみられる。

 [2009年6月16日7時27分

 紙面から]ソーシャルブックマーク