昨季J2福岡を率いたスイス1部FCファドゥーツのピエール・リトバルスキー監督(49)が、過剰な走り込みを強要、選手1人を病院送りにした。先週末の練習で600メートル走を繰り返させ、「もう無理だ」という選手の抗議を受け付けず、リヒテンシュタイン代表フィッシャーの意識を失わせたという。同選手は救急車で病院に搬送されて一命を取り留めたが、病院で負荷のかけ過ぎが原因と診断された。同監督は「倒れた時に私はピッチにいなかった。(現シャルケ監督の)マガトがやっているような普通のトレーニングの一環」と弁解している。(中野吉之伴通信員)

 [2009年8月9日8時43分

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