浦和の中村修三前強化本部長(現経営企画室・副室長)の長男で、香港1部TSWペガサスでプレーしていたFW中村祐人(22)が、ポルトガル2部ポルティモネンセに入団することが11日分かった。中村は1月にTSWペガサスに入団後、20試合に出場し12得点と活躍。5月末の契約満了後、同国1部の3クラブからオファーを受けたが、先月末に代理人を通じ、ポルティモネンセからのオファーが届き入団を即決。近日中に渡欧し、正式契約を結ぶ。中村は「欧州は夢だったので本当にうれしい。2部から1部、そして欧州主要リーグへステップアップしたい」と意気込んだ。ポルティモネンセは1914年創立で、02、06年とW杯に連続出場した、元ポルトガル代表DFヌノ・バレンテも輩出した古豪だ。

 ◆中村祐人(なかむら・ゆうと)1987年(昭62)1月23日、千葉県浦安市生まれ。5歳からサッカーを始め、浦和ユースで日本クラブユース(U-18)選手権準優勝後、西武台高サッカー部に移り、3年時に選手権に出場。青学大に進み、2年時の06年に関東大学2部得点王とベストイレブン。1月に香港1部TSWペガサス入団。家族は両親と弟。173センチ、75キロ。

 [2009年8月12日8時34分

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