カタールリーグを統括するオリンピック委員会が、川崎FのFWジュニーニョ(31)に破格の年俸1000万ユーロ(約13億5000万円)の値をつけていることが、10日分かった。同委員会関係者によると、1部のアルライヤンがジュニーニョに高い関心を持っており、3年契約を結びたいという話も出ているという。そうなると年俸だけで、総額40億5000万円という超大型契約となる。

 川崎F側に具体的なオファーは一切なく、ジュニーニョも川崎Fでのタイトル獲得に強い意欲を持っているため、今季中に移籍する可能性はない。ただ12ゴールでJ1得点王争いトップに立つジュニーニョに対し、同委員会は今後も調査を続ける構えだ。8月末にアルサードに電撃移籍したG大阪FWレアンドロに続き、東京FWカボレも移籍交渉中と「オイルマネー」の脅威にさらされるJリーグ。シーズン後も、予断を許さない状況が続きそうだ。

 [2009年9月11日7時15分

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