<プレミアリーグ:エバートン2-1チェルシー>◇10日◇リバプール

 首位チェルシーがエバートンに敗れ、2位マンチェスターUはアストンビラに1-1で引き分けと、それぞれアウェーで足踏みした。チェルシーはMFマルダのゴールで先制も、DFジョン・テリーのまずい守備もあり2ゴールを許した。マンUは相手のオウンゴールで同点としたが、MFナニが退場となり、追い上げムードに水を差した。両チームの勝ち点差は1に縮まった。3位アーセナルはリバプールを1-0で下し首位との勝ち点差を6とした。

 チェルシーの連続無敗を13戦で止めてしまったのは、テリー主将のミスだった。前半33分に相手CKでサアの動きについて行けず同点弾を許した。後半30分には頭でクリアしようとして空振りし、サアに決勝ゴールを与えた。

 イングランド代表の同僚で親友だったDFブリッジ(マンチェスターC)の元恋人との不倫が発覚し、代表主将をはく奪された。連日の批判報道による心労がプレーに影響し始めた。ウィルキンズ助監督も「1点目の場面では集中力が途切れた。2点目は読みが外れた」と指摘した。

 テリーは試合前にアンチェロッティ監督と話し合い、13日のFA杯カーディフ戦の欠場と休暇を許された。11日にドバイに向かい、同地に滞在中のトニー夫人と関係修復に向けた話し合いを行う。(春日洋平通信員)

 [2010年2月12日9時34分

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