18年W杯招致で優勢を伝えられるイングランド国民が、ロシアの追い上げに危機感を募らせている。FIFAの調査報告書で評価が低かったにもかかわらず、ブックメーカーは軒並みロシアを1番人気とした。背景には英紙タイムスの理事の収賄告発など自由な報道が行われるイングランドより、プーチン首相が強い力を持つロシアの方が「情報管理」面でメリットを持つとFIFA理事が考える可能性がある。また、「サッカー普及」という大義名分で未開催国が支持される傾向がある点も不安材料になっている。(春日洋平通信員)

 [2010年11月30日8時25分

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