<ドイツ杯:シャルケ1-0Bミュンヘン>◇準決勝◇2日◇ミュンヘン

 手痛い敗戦にBミュンヘンのファンハール監督の座も危うくなった。前年王者として臨んだドイツ杯だったが、相手の守備陣を崩せず、14試合ぶりの完封負けで連覇を逃した。リーグでは2月26日に首位ドルトムントにホームで1-3と完敗。勝ち点差が16に広がり、優勝の可能性がほぼ消えている。くしくもDF内田篤人(22)、MF香川真司(21)の日本人所属クラブに連覇を阻まれた形となった。試合後はヘーネス会長、ルンメニゲ代表ら首脳陣が緊急会談。内容は明かされていないが、5日のハノーバー戦で敗れれば、監督解任の可能性もあると報じられている。同監督は「今日は幸運に見放された。私は自分の仕事をこれからもするだけ」と振り返った。(中野吉之伴通信員)