Rマドリードのジョゼ・モウリーニョ監督(48)が、判定に不満を爆発させた。後半16分にMFぺぺが退場処分を受けて、今季4度のバルセロナとの伝統の一戦すべてで退場者を出し、自らも退席処分を受けて完敗。怒りの矛先は審判から欧州サッカー連盟(UEFA)、敵将グアルディオラ監督にまでおよび、「正当な方法でCLに勝ったところを見てみたい」と八つ当たり。「ウチはすでに敗退した」とまで発言した。

 バルセロナはモウリーニョ監督の試合後の記者会見での発言について、欧州連盟規律委員会に訴えるため、法務部門が調査に入ったことを公式サイトで発表した。シュタルク主審への批判と、UEFAがバルサを好意的に扱っているという発言を問題視し、発言内容を掲載している。

 グアルディオラ監督はモウリーニョ監督の発言について「何の意見もない。審判の判定についても同様だ」と取り合わなかった。だが、選手はレアルのプレーを批判。DFピケは「最初の60分間、マドリーはフットボールをしようとはしなかった。彼らのプレーは乱暴の極みだ」と反論した。