インテルミラノの日本代表DF長友佑都(24)が18日、東日本大震災で津波被害を受けた宮城・山元町を慰問し、サッカー教室を行った。イタリアから帰国後、鹿児島、静岡などでも行ってきたが、被災地では初めて。1時間にわたり、同町、福島・相馬市などから集まった小学生200人とサッカーボールで遊んだ。

 「心が傷つくと、時間がかかる。時間をかけてケアしていきたい」と、子どもの精神面を気遣ってきた。イタリア滞在時から、知人を介して、インターネットで通話ができる「スカイプ」で、避難生活を送る子どもと会話する場も持ってきた。帰り際には「楽しいことを見つけて、夢を持って頑張ろう。俺ももっと世界で活躍できるように頑張る」とメッセージを送った。ボール200個と、メッセージ入りの応援旗を寄贈し「やれることはやりたい。また来ます、絶対」と約束した。【今井恵太】