左膝半月板損傷を負う日本代表DF長友佑都(26=インテルミラノ)が、6月のW杯アジア最終予選に出場する可能性が出てきた。チーム練習が行われた3日、ゲーム形式のメニューに出場。負傷後初めて合流した2日に続いて、左膝を固定することなくプレーした。明日5日のセリエAナポリ戦での起用は微妙だが、順調な回復を見せている。

 3日付のガゼッタ・デロ・スポルト紙は「インテル側は手術を望んでいたが、回避したがっていた長友の意見が通ったようだ。コンフェデ杯に出るために全力を尽くしている」と報じた。だが、現時点で実戦練習が可能であれば、同予選オーストラリア戦(6月5日)イラク戦(同11日)の出場も現実味を帯びてくる。

 長友は4月14日のセリエAカリャリ戦で再発後、手術が秒読みとされていた。だが、4月下旬に帰国し診断を受け、手術回避を模索したまま再びイタリアへ渡った。クラブと話し合いを重ね、手術をしない保存療法を選択した模様。イタリアでのシーズンは19日までの残り4試合。順調にいけば日本が誇る左サイドバックが戻ってくる。