【Ｃ】花粉症の薬  どんな薬を使うのですか 抗ヒスタミン薬がよく効くといわれますが 治療薬の副作用について 他の病気の薬との併用は 市販薬は有効ですか どんな薬を使うのですか 　肥満細胞から化学伝達物質が出るのを抑制するもの（遊離抑制薬）、遊離した化学伝達物質に対抗するもの（抗ヒスタミン薬）、アレルギー性の炎症を消炎するもの（ステロイド薬）などが代表的な薬です。 　外用薬として点鼻薬、点眼薬がありますが、どちらも抗アレルギー薬（遊離抑制薬、抗ヒスタミン薬）、ステロイド薬が多く使われています。 　花粉症治療では個人ごとの症状に応じて、これらの薬を単独または組み合わせて使います。 ▲ 「花粉症の薬」質問一覧に戻る ▲ 抗ヒスタミン薬がよく効くといわれますが 　前問にあったように抗ヒスタミン薬は、花粉症治療薬の代表的な存在です。花粉症に対して即効性があり、症状を抑制する効果は即効性のない遊離抑制薬より高いケースもあります。 　副作用として眠気を催すことが知られていますが、最近開発された第２世代抗ヒスタミン薬のひとつ（アレグラ）は、眠気を催すことが少ないことが特徴になっています。 ▲ 「花粉症の薬」質問一覧に戻る ▲ 治療薬の副作用について 　副作用の知識を持つことは大事です。薬の使用方法と使用量を守ることにもつながります。花粉症治療薬も副作用は皆無ではありません。 　鼻づまりを改善する一般的な点鼻薬も繰り返し使っているとリバウンド現象を起こし、薬物性鼻炎になる可能性もあります。 　効果的な治療には専門医の管理がやはり必要でしょう。 ▲ 「花粉症の薬」質問一覧に戻る ▲ 他の病気の薬との併用は 　花粉症に限りませんが薬を併用する際は、医師に相談して安全性を確認することが必要です。 　同じ成分が入っている場合は必要量を超え、重い副作用が出る危険性があります。また相互作用で副作用が起きやすいこともあります。 　診察を受ける時、現在使っている薬を持参するのがいいでしょう。 ▲ 「花粉症の薬」質問一覧に戻る ▲ 市販薬は有効ですか 　軽い花粉症の場合、市販薬を使って症状の改善が見られるなら問題はないと思います。 　しかし市販薬は効果に限界があります。効き目がなくなった際は早めに医療機関に行くことです。症状が出てからも効果のある治療薬も開発されていますし、飲む回数も1日１〜２回と以前に比べ減っています。 　花粉症はＱＯＬ（生活の質）を著しく低める面があります。社会生活に支障のない程度まで症状をコントロールするためにもきちんとした診断と治療を受けてください。 ▲ 「花粉症の薬」質問一覧に戻る ▲

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