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キリンフットサルロゴ

【広島大会】

 「キリンフットサルフェスティバル2001広島大会」が4月29日、広島市の広島県立総合体育館で行われた。レギュラークラス(中学生以上一般の部)は広島医療保健専門学校が4−0でBC・TELASOを下し優勝、ジュニアクラス(小学生の部)は廿日市フットボールクラブジュニアが5−0で梅林学区サッカー教室を破り大会2連覇を達成した。

広島医療保健 雪辱V

◆レギュラークラス決勝 広島医療保健専門学校 4−0 BC・TELASO

 「もう感無量です。これで昨年の雪辱を果たせました。昨年は高校チーム(廿日市フットボールクラブユース)に負けましたから悔しくて…」と広島医療保健専門学校の上川紀道代表(23)。

 試合開始1分、鮮やかな速攻で先取点。続けて相手ファウルからのフリーキックで2点目をもぎ取ると、そこからは相手とのスピードの違いが歴然。「学校のフットサルチームなので仲間意識が強く、メンバーは6人しかいませんがチーム一丸です」と上川代表が言うように1次予選から少数精鋭で勝ち抜いた。初戦のTAKE3戦は引き分け、続く可部戦も2−0と苦戦しながらも1次予選クリア。その勢いで2次予選もクリアし待望の決勝に駒を進めた。

 決勝の相手BC・TELASOの肉弾戦まがいのファウルに対して「いやーあれは向こうさんの焦りですね。自滅だと思います」。その後の展開は「チーム全体に余裕が生まれました。日本代表の中田英寿、中村俊輔のパフォーマンスをまねるボール展開ができた」と上川代表は自画自賛。そして、この日の試合はオール完封で「相手に点をやらないなんて最高」と胸を張った。

 平均年齢28歳のBC・TELASOは「おじさんパワーのテクニックで」(原崎代表)の戦略はカラ回りした。だが「今日のメンバーはレギュラーが仕事の都合で不在、1勝でもできたらと思っていましたから、決勝まで進めて上デキです」とさわやかな顔で会場を後にした。

(写真=レギュラークラスで優勝した広島医療保健専門学校)


廿日市フットボールクラブジュニア V2!!

◆ジュニアクラス決勝 廿日市FCジュニア 5−0 梅林学区サッカー教室

 廿日市フットボールクラブジュニアには、2連覇という大きな目標があった。予選リーグの相手は、音戸FC、大町FC。音戸には3−0、大町は2−1で下し、危なげなく準決勝に進出した。廿日市フットボールクラブジュニアは、小学生だけでも45人いる。週に3回練習し「楽しくすることをモットーにしている」(堀川誉哲コーチ=26)ファミリー的なチームだ。「昨年とは全然、メンバーが違うが、全員仲がよい。練習も楽しみながら積極的にやっている」という。だから準決勝の井口台戦で3−3の延長戦になってもチームワークが乱れず、堀川コーチの「向こうもしんどいのだから…頑張ろう」という励ましもあり、延長Vゴールを奪うことができた。苦しみの後には、必ず喜びがやってくる。決勝の梅林学区サッカー教室戦は、5−0の完勝。目標どおり2連覇を達成した。

(写真=ジュニアクラスV2を達成した廿日市フットボールクラブジュニア)


元日本代表監督がサッカークリニック

 大アリーナのコートサイドでは「キックスピードコンテスト」が行われた。一般の部では最高が94キロ、小学生では60キロが最高だった。

 またフットサル元日本代表監督のアデマール・ペレイラ・マリーニョさんがジュニアの選手たちを集めて「サッカークリニック」を開いた。

 「サッカーがうまくなる方法はひとつ、わかるかな」という質問にやや硬くなっている子供たち。マリーニョ氏が「サッカーもフットサルも見ることが大切。上手な選手のプレーを見て真似することがうまくなる近道」と話すと素直に頷いていた。その後は、ゲーム形式の練習を通して子供たちにサッカーの楽しさを教えた。

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フットサルと三"味"一体だ

 キリンビールは広島との縁が深く、1938年(昭13)にキリンビールの工場が誕生して63年の歴史を刻んできた。「私が入社して初めて赴任したのが広島なので、広島にはとても愛着があります。キリンビールは県民のビールとして定着してきたんですよ」と語るのはキリンビール(株)の中村義一中国支社支社長(=写真)。「今年はW杯開催県でフットサルフェスティバル開催を企画していましたが、開催県以外での開催をぜひ実現したいと要望し、昨年に引き続き広島開催が実現しました」。大きな理由のひとつに「広島は昔からサッカーの盛んな土地柄。常に広島はキリンビールとサッカーが深く関わっているところです」と中村支社長は強調する。
 キリンビアパーク広島 1938年(昭13)に誕生し、以来63年の歴史を刻んできたキリン広島工場。広島駅に近く、県民の方には特に親しまれてきた工場であったが、近年リニューアルして「キリンビアパーク広島」として生まれ変わった。同施設は樽詰生ビールを製造・出荷。それに加えビールの製造から出荷までの工程を見学できたり、飲食店様を対象にしたドラフトマスターズスクールの運営、ビールと料理を楽しめるレストランなどあらゆるビールの魅力を体感できるスペースとなっている。問い合わせは 電話082(890)3232。

 中国支社では、広島工場跡地に「キリンビアパーク広島」をオープンしたり、地元限定の『広島じゃけん』や『クラシックラガー』を発売したりと地元に密着した販売活動を展開している。「特に『クラシックラガー』は昔のラガーのちょっと苦みばしった味でオールドファンや初めてのお客様にもご満足いただける自信作ですよ。」と支社長はニッコリ。フットサルで汗をかいた後に地域限定発売のクラシックラガーでのどを潤す。これがキリンビールと広島とフットサルサッカーの三味一体だ。




悩みは「専用コートの少なさ」

広島のフットサル事情 過去の「キリンフットサルフェスティバル」でも応募チーム数が多く、盛り上がりがあるということが評価され、広島での3回目の開催に至ったことに広島県サッカー協会の加藤克己理事も顔をほころばせた。その実績の通り、今回も応募は120チームを越える盛況ぶり。ただ、一般的に底辺を拡げるにおいて現在の悩みは「コート」だという。開催にあたり、施設が少ないことに加え、「例えば、体育館にはバレー、バスケット、ハンドボールのラインは引いてあってもフットサルのラインはない。今日の開催を控え前日約10名のスタッフが3時間かけての作業になりました」(加藤理事)と専用コートの設置は急務だ。「フットサルは短い時間で楽しめるスポーツなんです。小さなコートでターンが多く疲れますが、学生からお年寄りまで楽しめるのが魅力。もっともっと参加して欲しい」と強調する。11人制サッカーの人気は高い広島だけに、底辺拡大の手応えは十分ある。

 また広島県サッカー協会の白井孝司専務理事は「2002年ワールドカップは広島県では行われませんが、日本サッカー協会が企画しているイベント等で広島のサッカーファンも一緒に楽しめるよう提案していきたい」と語った。


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