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【兵庫大会】「キリンフットサルフェティバル2001兵庫大会」が、5月13日兵庫県尼崎市の「キリンガーデンコミュニティ」内フットサルコート及び遊ゆうパーク・ふれあい広場で行われた。レギュラークラス(中学生以上)はNiki NikiがFC Bon'sを2−0で下し優勝、ジュニアクラスは猪名川FCがフットボールクラブうりぼうを2−0で下し栄冠を勝ち取った。
Niki Niki 執念のV◆レギュラークラス決勝 Niki Niki 2−0 FC BON’S「うぉーお!」と雄叫びを上げたNiki NikiのGK・貞方敦朋は「うれしいっス」と言いながら、右腕の傷口をそっとさわった。プレー中は痛みは感じなかった。表彰式でカップを高々とあげた瞬間、ようやく痛みに襲われた。血染めの栄冠を表す喜びがコートにこだまする。 決勝戦の相手は兵庫県下では強豪として名を馳せているFC Bon's。平均年齢は30歳ながらも、兵庫県立小田高校の同窓生で、高校時代からの仲間。チーム結成以来13年以上も合同練習を繰り返してきているベテラン揃い。山本共弘代表は試合前、「若い者には負けない。昨年秋の県下リーグ戦No.1の実力を見せたい」。この意気込みが、前半からの強烈なシュートに現れていた。 しかし、先制したのはNiki Niki。前半3分、ワントップ、ツーミドルのトライアングルで攻め込み、チームを引っ張る代表・内野憲司が鮮やかにゴールを決めた。県下の強豪チーム相手に一歩も引かぬ勝利への執念が起爆剤となった。後半開始1分には再び内野が中央から豪快にシュート。FC Bon’sの出鼻を挫き優位に試合を進める。 「え? 血が・・・どこにあるの?」と試合後ベンチでチームメイトに指摘され、気が付いた貞方は「勝てれば痛みなんて・・・」とにっこりしながらコートをあとにした。 (写真=Niki Nikiはメダルを胸ににっこり)
スピードとチームワークで圧倒◆ジュニアクラス決勝 猪名川FC 2−0 フットボールクラブうりぼう動きの柔らかな猪名川FCが前半5分に相手ゴール前の混戦から、小川敏生のシュートで鮮やかな先制。スピードとテクニックでフットボールクラブうりぼうを圧倒した。監督の松井勝さんは「うちのチームは選手個々のテクニックなどありません。チームワークと正確なパスワークが身上なんです」と謙遜するが、ヴィッセル神戸の石末龍冶コーチも「うまいなぁ」と舌をまくプレーが随所に見られた。チーム構成も全員6年生に限定しており、そんなそぶりこそ見せないが”優勝”の2文字を意識していたようだ。 後半には、阪明広が相手のパスミスを捕らえ、ロングシュートを決めるなど大人顔負けのプレーを見せていた。それでも松井監督は「まだうちの子たちは性格が弱く、これからメンタル面を鍛えていかないとだめですね。まだまだ教えることがいっぱいあります」と優勝監督らしからぬ辛口のコメント。キリンフットサルフェスティバルを制したが、子供たちの戦いはまだまだ続く。 (写真=ジュニアクラス優勝の猪名川FC)
「基本プレー」が大切遊ゆうパーク・ふれあい広場ではヴィッセル神戸の石末龍冶、白沢久則両コーチ、サントス選手、和多田充寿選手を迎えて「サッカークリニック」が行われた。小学生の8チームが参加し、正確なパスを出すための基本プレーをゲーム形式で競い合った。シンプルだが正確な動作の繰り返しが要求されるリレー競技では、参加した小学生の保護者たちの応援もエスカレート。真っ青な空の下で1時間、たっぷりと汗をかいた小学生たちは「基本プレー」の大切さを身を持って知ったようだ。(写真=ヴィッセル神戸のコーチ、選手によるサッカークリニック)
フットサルプレーヤーをバックアップキリンとサッカー キリンビールは、尼崎工場が今から93年前の1918年に作られて以来、地域とのつながりが深い。「ビールはキリン」という地元の方も多い。以前は尼崎にあった工場も、現在は神戸市北区に移転している。その尼崎工場跡には今大会会場である「キリンガーデンコミュニティ」がオープン。ファミリー向けの乗り物や広場など、市民の憩いの場として好評だ。インラインホッケー、バッティングマシンなど、いくつかのスポーツ施設の中にフットサル専用コートがあり、地元のチームをはじめとしてフットサルプレーヤーをバックアップしている。キリンビールは1995年(平7)からサッカー日本代表オフィシャルスポンサーになり、98年からはキリンビバレッジ、キリン・シーグラムも加わり3社で支援を続けている。キリンフットサルフェスティバル2001は2002年W杯の開催都市を中心に全国各地で開催。兵庫大会はレギュラークラス78チーム、ジュニアクラス120チームの中から抽選で各12チームが選ばれた。「これからもキリンはフットサルやサッカーを通じて、皆様の健康や楽しみ方を提案していきたい」とキリンビール神戸支社長・赤堀寿美氏(=写真)は表彰式で語り、入賞した各チームの選手と握手を交わしていた。
缶型・キリンラガーバスが走るキリン神戸工場で特に人気があるのは「ブルワリーツアー」。これは世界最高レベルの缶パッケージラインと最新鋭のビール製造工程が一望できる。試飲もできるのだ。三田駅からは日本で初めての「缶型・キリンラガーバス」で訪れることが可能。三田駅と神戸工場を1日7往復している。また、小型のラガーバスJrは、ラガー樽を載せてイベントのある場所に駆け付け、ラガーファンのノドを潤している。
日本リーグを設立したい「兵庫県のフットサルリーグは、一般から女子まで入れて230チーム(女子は9チーム)あるんですよ」と、兵庫県サッカー協会事務局長・日本フットサル協会理事の中桐俊男さんは胸を張る。現在、県内4ヶ所でリーグ戦を開催しているが、さらにそのリーグ戦を全国規模にしようという働きかけも他府県に行っている。今年は関東・北海道などと手を結び、地域チャンピオンリーグを行い、「それをベースに日本リーグを設立したい」と中桐氏は熱く語る。またフットサルの底辺拡大については「気軽に参加できるレジャー的なものと、競技志向の強いものに分かれて行くのではないでしょうか。我々もそれに応えるようにフットサルを広めていきたい」と答える。試合などのインフォメーションも兵庫県ではインターネットでの告知がすっかり定着。ネットで日程を確認し、参加という形が多い。ユニフォームが無くてもOKなものや、シューズをレンタルできる試合もあるので、仲間が5人集まったら気軽に参加してみては…。
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