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【大分大会】

 2002年サッカーW杯の国内開催都市などを巡る「キリンフットサルフェスティバル2001」大分大会が6月17日、大分市のコンパルホールで行われた。レギュラークラス(中学生以上)、ジュニアクラス(小学生)それぞれ12チーム、合計227人が参加しての熱戦はレギュラークラスでTEAMデトロイト(別府市)がI・S・F・C(大分市)を2−1で下して優勝。ジュニアクラスは2−2の同点からPK戦の末、津留小サッカー(大分市)が佐伯リベロフットボールクラブ(佐伯市)を破り、頂点に立った。

井上と絶妙コンビネーション 石田先制&決勝弾

◆レギュラークラス決勝◆
TEAMデトロイト  2−1 I.S.F.C

TEAMデトロイト  「いつもはもっと楽な展開なんですよ。今日はすごく厳しかった。レベルが高かったんでしょうね」。激戦となったレギュラークラスを制したTEAMデトロイトの川辺忠信代表(40)は息を弾ませながら、大会をそう振り返った。

 予選リーグから気の抜けない試合の連続。準決勝のFC・LeFaux戦も3−2と大接戦で下して迎えた決勝。ズラリと19歳、それも本格的なサッカー経験者をそろえた相手のI・S・F・Cはさすがに強敵だった。互いにイエローカードが飛び交うエキサイトした試合になったのも、これだけ実力が伯仲していれば当然。そんなハイレベルなゲームを前半3分、井上泰博(29)―石田真之(19)の見事なコンビネーションが先制という形で切り開いた。  

レギュラークラス決勝  「ウチはいつもああいう形で点を取るんです。よし、ここに出したらあいつ(石田)がいるだろうと思ってボールを出すと、まず間違いなくいるんですよ」(井上)。絶妙のパスを受けて先制のゴールを決めた石田も「いい球が来ましたからね。あれは決めないと」と抜群の呼吸の良さを強調。  
後半の4分、ゴール前のもみあいからGKが飛び出したすきにロングシュートを決められたが、その直後、またも石田が右サイドから鮮やかなシュートをゴールに突き刺し、これで激戦にケリをつけた。  
サラリーマンもいればフリーター、学生もいるというバラエティ豊かなチーム構成。「年齢に関係なくサッカーを楽しもう」との川辺代表のポリシーからくるものだが、一方では選手を確保するのにいつも四苦八苦。この大会も最終的には6人で戦う羽目になり、文字通り心身ともにギリギリまで酷使しての栄冠。それだけに「優勝を狙ってそれができたからいうことなし」(川辺代表)と、笑顔の方もとびっきりだった。

(写真上=レギュラークラス優勝のTEAMデトロイト 同下=手をたたき合い笑顔のTEAMデトロイト)


津留小サッカー 激闘にケリ

◆ジュニアクラス決勝◆
津留小サッカー  2−2 (PK)2−1 佐伯リベロフットボールクラブ

津留小サッカー 大接戦となったジュニアクラス決勝。PK戦へともつれこみ、それも2−1という僅差で最後に津留小が笑った。
 点差通りに実力差のほとんどない対戦。前半の開始直後、津留小の阿部晋(6年)がドリブルで突破して右サイドからゴールを決めて先制すれば、佐伯も終了間際に同点。後半に入っても一進一退の攻防が続き、5分にまたも阿部晋がシュート、しかし、その1分後、またも佐伯が渡辺幸弘(6年)の同点ゴール。結局、PK戦へと決着がもちこまれるという白熱ぶりに、会場も大歓声に包まれた。

 その津留小の2得点をたたき出した阿部。「いつも僕が中心に点を取ってる。今日は、特に調子がよかった」と小さな鼻をピクピクさせてニッコリ。「僕、中田英が好きなんだ。だからあんな選手になりたい」。そう、夢はできるだけデカイ方がいい。その言葉が全然おかしくないくらいの大活躍だったのだから。

ジュニアクラス決勝 この戦いを見守った田島平監督(44)も「日ごろにないような出来でした。今日は子供たちを思い切りほめてやりたい」と満足げな表情。「予選から厳しい戦いの連続だったが、全体にツキもあった。それと決勝は6年生を下げてDFを固めたのもよかった。守りを固めることで攻撃に鋭さが出た」。

 同監督がいう「ツキ」とは、予選リーグをジャンケンで勝ち上がったのと、抽選会で7月4日に行われるキリンカップサッカー2001日本代表対ユーゴスラビア代表戦のチケットをチームで2組も手に入れたこと。「優勝した上にこんなものまでもらって・・・。今日はとことんツイてました」。試合後、子供たちには「ほうびに焼肉をおごって」といわれたそうで「これじゃ連れていかないわけにはいきませんな」。勝利の美酒ならぬ焼肉で、思いっきり盛り上りそうだ。

(写真上=ジュニアクラス優勝を飾った津留小サッカー 同下=喜び抱き合う津留小サッカー)


マリーニョ氏「失敗恐れるな」

■ジュニアクリニック■

 元フットサル日本代表監督アデマール・ペレイラ・マリーニョ氏(47)のフットサルジュニアクリニックは、歓声とため息で場内を包み込んだ。
 大会に参加した小学生を対象にしたクリニックは、軽妙なトークと実際のゲームの中で同氏が見せる華麗なテクニックで子供たちだけでなく、見ていた者すべてを魅了するほどの充実ぶり。「まず、出来るだけ多くの試合を見なさい。それからいいプレーを真似して覚えること。それからトライする。その時、絶対に失敗することを恐れないこと」。
 分かりやすく、しかもゲームの中で実践的に体に覚えこませるやり方は、1時間以上。途中でジョークも交えるマリーニョ氏に子供たちもすっかりなついて、終わってからもあちこちで同氏に体当たりしたり、サインをねだる光景が見られた。

(写真=子供たちに指導するマリーニョ氏)

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気軽に参加できる大会

 キリンフットサルフェスティバル2001はキリングループ3社の活動である「キリンワールドチャレンジ2001」として開催されている。同大会の大分での開催は初めて。
 開会式ではキリンビール株式会社大分支店・国松秀樹支店長(写真)が「キリンビールは78年(昭53)のジャパンカップ(キリンカップの前身)から日本のサッカー界を応援、95年(平7)に日本代表のオフィシャルスポンサーになったのを皮切りに、98年(平10)からはキリンビバレッジ、キリン・シーグラムも加わってグループ3社で日本のサッカー界の支援を続けております。キリンフットサル大分大会は今年の開催地では7会場目となり、当地では初めての開催です。誰でも気軽に参加できる大会として呼びかけたところ、レギュラークラス、ジュニアクラスともに多数の応募があり、本日の24チームの出場となりました。今大会は7月4日に大分ビックアイで開催のキリンカップサッカーのプレイベントでもあり、また、来年のW杯大分開催に向けて、大分のサッカーへの関心を一層盛り上げたいと考えております」と挨拶。九州では唯一W杯開催の地でもあり、支店長の言葉にも熱が入った。




気軽に楽しめるフットサル

◆キリンビール九州支社・河野真矢子マーケティング部担当部長
 この大会は今年で4年目になりますが、九州で開催するのはこの大分がはじめてです。それがこんなに盛況で大変喜んでいます。まずたくさんの方に参加していただくのが一番。その意味ではこのフットサルは気軽にやれますし、私たちのサッカーを幅広く応援したいという思いにピッタリだと考えます。どうか、やっても見ても楽しめるフットサルを満喫していただきたいと思います。



応募参加に感謝

◆キリンビール大分支店・森岡直裕営業担当部長
 思っていた以上に多くの方に応募、また参加していただいて感謝しています。やはり、小中学生の人たちに好評なのがこの盛況の要因だと思います。私たちとしてはキリングループとしてサッカーを支援しているわけですが、それは今後も続けていくことになります。幅広い意味でのサッカー、そしてフットサルを皆さんも存分に楽しんでください。 



W杯へヒートアップ

 2002年のW杯へ大分の受け入れ態勢、それに地元の熱気も徐々にヒートアップしている。会場に姿を見せた大分県サッカー協会の首藤隆憲副会長(53=写真)は「ビッグアイも出来て、いよいよこれからです。具体的には7月4日のキリンカップ(日本代表対ユーゴスラビア代表)からでしょう」と改めて気を引き締めるような口ぶり。「一番大事なのは、もてなしの心で大分をアピールすることです」。地元としても追い込み段階に突入だ。

高まるフットサル人気

 日本サッカー協会がサッカー人口拡大のための強化項目と位置付けているフットサルは、年を追うごとに人気をボリュームアップさせている。その勢いは日本フットサル連盟の梶野政志理事長(52)によれば「ほぼ倍、倍、倍という感じできている」という。

 フットサル自体は、まだ日本では7年くらいの歴史しかない。それがここまできたのには、まずその手軽さが大きい。人数、会場などの面で簡単なのに、いざプレーをやるとサッカーの面白さが体感出来る魅力。「その点でもぜひ子供たちにフットサルへどんどん目を向けてほしい」と梶野理事長。特に九州はその素地が大分を含めて大きい上に、来年のW杯開催。これでますますフットサル人気が九州で高まるのは間違いなさそうだ。



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