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 新 潟 大 会 
 W杯の国内開催都市を巡る「キリンフットサルフェスティバル2002新潟大会」が21日、新潟市の「ウェルサンピア新潟」で開催された。小学生大会に12、社会人大会に12の計24チームが参加して、熱い戦いを繰り広げた。社会人大会はFC黒崎が、小学生大会はFC松浜が、ともに前年大会の覇者を下して、初優勝を飾った。


MVP宮崎中心に守り抜く

<社会人の部・決勝> FC黒崎 2−1 チュ・Chu'S
FC黒崎
社会人大会優勝のFC黒崎
 鮮やかなジャンピングヘッドのクリアが、勝利を呼んだ。

 社会人の部決勝は、FC黒崎が前年大会の覇者・チュ・Chu'sを2−1でリードして、前半を終えた。後半は前年覇者の猛反撃にさらされたが、GK宮崎洋平(25)が、ゴール前に放り込まれたきわどいクロスボールを、思いっきりよくジャンピングヘッド。勇気ある飛び出しとその跳躍力に、観客席からもどよめきが起きるほどだった。この大胆なプレーでMVPに輝いた宮崎を中心に、後半はDFが踏ん張って、タイムアップ。メンバーはガッツポーズで喜びを分かち合った。

 FC黒崎は、新潟西高OBを中心として7年前に結成。黒崎中のグラウンドを借りて、週に1度集まっている、15人ほどのチーム。全国大会の経験者もいるサッカーでは、新潟県3部リーグに所属する。この日は、主力で、DFの要と得点源の丸山伸夫(29)山際義人(26)をケガで欠く、苦しい布陣だった。3年ほど前に別のフットサル大会で優勝しているが、初参加の昨年大会は決勝T1回戦で敗退。今回の決勝も、前年王者に胸を借りるつもりで、「いい思い出を作ろう」との気持ちで臨んだ試合だった。
FC黒崎
激しい攻防が続いた社会人大会決勝
 しかし、決定機を逃がさぬ、したたかな試合ぶりだった。個人技に勝り、キープ力のあるチュ・Chu'sに対して、前半の2分、新潟西でもエースだった佐々木大樹(25)が先制ゴールを決めた。4分に同点に追いつかれるが、直後に、サイドから出たボールを大島裕一(30)がつなぎ、再び佐々木がキーパーをかわして2点目。チーム代表の今井和也(30)は「体育館でのフットサル練習が生きました」と笑顔で話した。

 後半は、GK以外の先発メンバーをガラリと変えて臨んだ。全員で戦う意識で、ディフェンス陣は「セーフティーファースト」を徹底。最後はFWもディフェンスにまわった。全員で走り回り、守りきってつかんだ優勝だった。


1対1に強さ 4発0封快勝

<小学生の部・決勝> FC松浜 4−0 早通少年サッカークラブ
FC松浜
小学生大会優勝のFC松浜
 FC松浜は、小学生の部MVPの7番・本間修平(6年)と、9番・木村隼人(同)が2発ずつ決め、4−0の快勝だった。大型DFの10番・石山覚士(かくと=同)、さらに4番・渡辺雄仁(ゆうと=同)の「精鋭」が、見事な連携とパス回し、個人技で魅せた。

 決勝は昨年と同じ組み合わせとなり、今年は見事に雪辱を果たした。先制点は、前半2分、本間が絶妙なトラップで抜け出し、ドリブルからのシュート。チーム代表の南秀幸氏(24)が、普段から「1対1になったら勝負しろ」とアドバイスしている通り、相手を振り切っての先制点だった。後方からパスをつないだり、時にはドリブルで切れ込んだり、遠目からのロングシュートを狙ったり、ワンツーを決めたり。4人による多彩な攻めと、安定感ある守りの、完成度の高いチームだった。

FC松浜
FC松浜の攻撃の中心、本間修平(右)と木村隼人のドリブル
 新潟市の松浜小をベースにしたサッカークラブで、雪に閉ざされる冬場は、室内でのフットサルを練習に取り入れ、それが個人技に磨きをかけているという。主力の4人は、4、5年時からレギュラーを張り、経験が豊富。今年はサッカーチームでも中心で、県大会出場を目指す。主力が最高学年となってから最初の大会で、目標へ向け、幸先よい優勝となった。


決勝で力尽きる

 連覇を狙ったチュ・Chu'sと早通少年サッカークラブだったが、両チームともに準決勝がPK戦となる苦しい戦いが続き、決勝で力尽きた。

 チュ・Chu'sは、所属する県サッカーリーグと日程が重なり、ベストメンバーが組めなかった。それでも、準決勝で先制点を挙げた高野嘉雄(30)をはじめ、決勝で同点ゴールの小林龍雄(26)、そして密田健一(27)瀬沼雅幸(32)らの、速いプレスと個人技で勝ち上がってきた。昨年は「力試しで」参加し、見事に優勝。連覇へはあと1歩届かなかったが、「来年もぜひ参加したい」と、チーム代表の高野は雪辱を誓っていた。

 一方、小学生大会の早通少年SCは、ドリブル突破が武器の山田拳斗やGK斎藤聖史ら6年生と、準決勝で得点した橋本駿哉、石黒優汰ら5年生との混合チームだったが、6年生チームの前に、力及ばなかった。代表の石黒篤志氏(38)は「3人の6年生は頑張ったが…。完敗でした」と、残念そうに話した。


W杯見てうまくなれ

フットサル
 会場では試合以外にもさまざまなイベントが催され、大会を盛り上げた。元フットサル日本代表監督のアデマール・マリーニョ氏(48)による、恒例の「フットサルクリニック」が、試合に先立って「開校」された。

 マリーニョ氏は小学生の部の参加者たちに囲まれ、「うまくなるために、良い試合をたくさん見ることが大事。今度、日本ではW杯という最高の大会が開かれます。みなさんはその最高の試合をたくさん見ること。そして、良いプレーを真似して、失敗を恐れずにトライすること。この2点を忘れず、頑張って下さい」とアドバイスした。また、サッカーが他のスポーツと違う点は、「一本足でプレーすること」で、そのためにバランスをとることの重要性を語り、観戦のコーチたちも納得の様子だった。少年たち相手に1時間にわたって、ゲーム形式のクリニックが行われ、最後に各チームの代表者たちに修了証書が手渡された。

 そのほかにも、キリンロゴ入りのバックパネル前では、代表選手気分になっての「記念撮影会」が行われた。また、参加者全員を対象とした「お楽しみ大抽選会」も実施され、31番目のオリジナル〔勝ちT〕やサイン入りボールなど、様々な賞品がプレゼントされた。


グループ挙げて日本代表を応援

遠藤勉氏 ◆キリンビール株式会社
 新潟支社支社長・遠藤勉氏(55=写真

 本日は大会に参加いただき、ありがとうございます。いよいよW杯サッカーが間近に迫り、6月にはここ新潟でも開催されます。キリンビールは、78年からオフィシャルスポンサーとして、サッカー日本代表を応援しています。代表の活躍が今から楽しみです。キリングループは、サッカーやフットサルを通じて、みなさんの「健康」・「楽しさ」・「快適さ」に、これからも貢献していきたいと思っています。また関係の各団体、そしてこのようなすばらしい会場を提供いただいたみなさまに感謝します。今日はみなさんの元気あふれる、最後まであきらめない、最後まで戦い抜くプレーを楽しみにしています。

手軽なスポーツ人気種目化望む

加藤裕功氏 ◆キリンビール株式会社
 加藤裕功(やすのり)氏(47=写真

 新潟では4回目の開催となりましたが、年を追って盛り上がっていることを感じます。5人で出来て、室内での天候に左右されない手軽なスポーツとして、北国の新潟に適したスポーツと思います。これからサッカーと共に、人気スポーツに育ってほしいと思います。W杯が近づいていることや、アルビレックス人気によって、今までになくサッカーへの熱気が感じられます。サッカーのすそ野の広がりが、フットサルにも表れてきているようですね。

 − 大会概要 −
〈主催〉キリンビール株式会社新潟支社
〈共催〉日本フットサル連盟
〈主管〉新潟県フットサル連盟
〈後援〉財団法人日本サッカー協会
〈協賛〉キリンビバレッジ株式会社新潟支社、キリン・シーグラム株式会社
〈協力〉アディダスジャパン株式会社


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