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キリンフットサルロゴ
 大 分 大 会 
 「キリンフットサルフェスティバル2002」の大分大会が24日、大分市のNBU日本文理大学サッカー場で開催された。一般の部(中学生以上)36チーム、少年の部(小学生以下)12チームの、合計438人が参加して熱戦を展開した。一般の部は、2001FCスターダストダイヤモンド(大分市)が侍(大分市)を4ー1で破り優勝。少年の部は、東陽FC(大分市)がFCアティオス(大分市)との激戦を制して頂点に立った。


2001FCスターダストダイヤモンド 栄冠輝く

<一般の部・決勝>
2001FCスターダストダイヤモンド 4−1 侍

2001FCスターダストダイヤモンド
一般の部優勝スターダストダイヤモンドのメンバー
 勝って当たり前、とは言い過ぎかも知れないが、スピード、パワーとも2001FCスターダストダイヤモンドが1枚も2枚も上だった。

 スターダストダイヤモンドは、エースのリシャルド・マーガリエンス(27)の強烈なシュートで先制すると、甲斐善行(32)もゴール前から押し込んで押せ押せムードの2−0。直後にOGで1点を失ったが、予選から準決勝まで失点1の鉄壁の守りはびくともしない。

 侍の必死の反撃を素早い寄せからボールを奪って、相手ゴールへシュートの雨あられ。相手GKの好セーブで、スコアは4−1に終わったが、数字以上に力の差を感じさせた試合内容だった。

2001FC
スターダストダイヤモンドのリシャルド・マーガリエンスは豪快なシュートを放つ
 「完勝? 成績はともかく内容はね」。スターダストダイヤモンドの代表・江良信司(37)は、試合直後にもかかわらず淡々と、そしてさわやかな表情でインタビューに答えた。その顔には、負けるわけにはいかないよ、との気持ちが読みとれた。

 「ぼくらのチームは、まだフットサルがあまり有名でなかった10年ぐらい前からやってますからね。そのほとんどが上野ケ丘高校のサッカー部のOB。メンバーは40人ぐらいで、練習も週に2回はやってます」。 11人制のサッカーはもちろん、最近はフットサルにも力を入れ、3月の全日本フットサル選手権九州大会では準優勝を飾るほどの実力のチームだ。「平均年齢は高い(約29歳)けど、フットサルは経験も大事。正式なコートはもっと大きいし、時間も約3倍ですからね」。

 高度な技術に戦術、相手を力でネジ伏せるパワーで、その歴史に新たな1ページを刻んだ。

「気持ちで戦った」

 「体力、戦術とも相手が上でした」。好セーブの連続で、2度のPK戦を制して決勝に進出した侍の熊本修一(23)は、あっさりと負けを認めた。「最後は気持ちだけで戦ってましたよ(笑い)。でも急造のチームながら結果が出たし、今後もチーム・侍は続けて頑張っていきたい」。

東陽FC激戦制す

 <少年の部・決勝> 東陽FC  4−1 FCアティオス
東陽FC
見事に少年の部で優勝した東陽FCメンバー
 決勝戦は、共に高い得点力と堅守で勝ち上がってきた2チームの対戦で、白熱した攻防となった。まず先制点をあげたのは東陽FCで、前半3分吉田駿馬(6年)が左ネットを揺らした。しかしFCアティオスもすぐに反撃して同点。今度は東陽FC・宮田侑輝(6年)がゴール前の混戦を押し込み2−1で前半を折り返した。

 「苦しい試合になるとは思ったけど、よく頑張ってくれた」。東陽FCの細川信治代表(44)は優勝決定直後ほっとした表情を見せた。後半は疲れの見え出したFCアティオスに猛攻をかけ、粘るFCアティオスを4−1で振り切った。

 東陽FCは昨年2月、市内の高田小学校と川添小学校のチームが、1つになって新しいチーム名でスタート。高田小学校で約10年の監督歴のある細川代表は、満足げだった。

 1月のバーモンドカップ(東京)は大分県代表で出場。3月の「小嶺杯」(長崎県国見町)では優勝と、細川代表の言葉を裏付ける戦歴を残している。「いい思い出をつくってくれた子どもたちに感謝してます」。足取りも軽く、グラウンドを後にした。

「最後はバテバテ」

 「接戦になるとは思ってましたが、最後はバテバテでしたね。マリーニョ氏とのミニゲームで頑張り過ぎました」。苦笑まじりに話したのは、FCアティオスの足立英二代表。「それにエースの佐藤祐輔がけがをしてたことも痛かった。でもみんな十分楽しんだと思うし、明日からまた頑張ってもらいますよ」。次の大会に向けて、すぐに気持ちを切り替えていた。

マリーニョ氏「楽しくやることが一番」

フットサルクリニック
 元フットサル日本代表監督のアデマール・ペレイラ・マリーニョ氏(48=写真)が、昼休みに小学生を指導した。
 マリーニョ氏は、「マンマークの外し方」「パスの方向を読まれないで出す」と2つのテーマを出してクリニック。実戦ではトリッキーな動きや巧みなフェイントを見せ、子供たちは、驚きの声を上げた。「サッカーがうまくなるためにはまず試合を見ること。失敗を恐れぬこと。そして何より楽しくやることが一番ですよ」。約1時間半にも及ぶクリニックは、最後まで笑い声が絶えなかった。
◆アデマール・ペレイラ・マリーニョ
 1954年3月23日、ブラジル・ミナスジェライス州生まれ。72年クルゼイロとプロ契約、75年に来日して札幌大学に入学。76年から4年間フジタ工業(現湘南)に在籍し、日本リーグ、天皇杯の優勝に貢献した。82年から5年間は日産自動車(現横浜)で活躍した。96年フットサル日本代表チームのコーチ、監督に就任した。

大分のサッカー盛り上げたい

国松秀樹支社長 ◆キリンビール国松秀樹支社長
 キリンフットサルフェスティバル2002は、キリングループ3社の活動である「キリンワールドチャレンジ2002」の一環として開催された。大分での開催は2年連続2回目。開会式では、キリンビール株式会社大分支社・国松秀樹支社長(写真)が「いよいよW杯イヤーになりました。大分でも3試合が行われますが、私たちキリングループはオフィシャルスポンサーとして、日本代表やサッカーを愛するみなさん方を応援しています。みなさんの熱戦を期待しています」とあいさつした。

 キリンビールは78年のジャパンカップ(キリンカップの前身)から日本のサッカー界を応援、95年に日本代表のオフィシャルスポンサーになったのを皮切りに、98年からはキリンビバレッジ、キリン・シーグラムも加わってグループ3社で日本サッカー界を支援している。

 キリンフットサル大分大会は、今年の開催では3会場目となるが、だれでも気軽に参加できるということで、今年は105チームが応募。抽選で一般の部が36チーム、少年の部が12チームで争う大激戦となった。「多くの参加を頂きありがたいことです。W杯本番に向けて、大分のサッカーへの関心を一層盛り上げていきたい」と話す国松支社長の言葉に、力が込もっていた。


父兄に大好評

加藤久氏 加藤久氏 青空ゼミ
 キリンビール大学のサッカー部顧問を務める、元日本代表の加藤久氏(写真)が、お父さんお母さんの青空ゼミを開講した。父母からは、精神面のコントロールの仕方や試合に臨む心構え、今年の日本代表の印象など、いろいろな質問が飛び交った。「プレーと同じで先々を読んでの行動や常に体調に気をつけることが大事。また勝った時より、負けた時に何を学ぶかが、本人の成長を生む」と親切丁寧に答えていた。また加藤氏が運営するケータイ・サッカー新聞「オーレ!ニッポン」への入部もしっかりとアピール。「日本のサッカーを応援する人を応援するサイトにしたい」。なおキリンビール大学についてはwww.beerdaigaku.comまで。

お役に立てて光栄

松原典宏学長  今回の会場となったNBU日本文理大学は、近年野球やサッカーで九州地区で1、2を争う実力校になっている。サッカー場は、雨でも練習OKという、全国でも珍しい焼砂入り人工芝が敷かれており、クラブハウス、専用トレーニングルームなども環境が整っている。同大学の松原典宏学長(写真)は「私も柔道をやっていたのですが、部活は人間形成の上で、大変重要な要素だと考えています。スポーツだけできればOK、という時代は終わりました。文武両道こそが願いです」と熱っぽく話した。さらに「今回のような大会は大変喜ばしい限りで、お役に立てて光栄です。サッカーの楽しさや良さを体で感じながら、ハツラツとしたプレーを見せていただきたい」と、参加者全員に熱いエールを送っていた。

W杯成功させたい

首藤隆憲副会長 ◆大分県サッカー協会・首藤隆憲副会長
 サッカーを愛し、フットサルを楽しむ人口は年々急増しています。実際2年目を迎えた今大会も申し込みが多くて抽選になったほどです。それほど地元が盛り上がりを見せているということです。W杯も秒読み段階に入って、ぜひ成功させたいと願っております。地元期待のトリニータも、今年は勝負の年で頑張っております。大いにフットサルを楽しんで、そしてW杯と大分を力強く応援していただきたい。

 − 大会概要 −
〈主催〉キリンビール株式会社大分支社
〈共催〉日本フットサル連盟
〈主管〉大分県サッカー協会、フットサル委員会
〈後援〉財団法人日本サッカー協会、NBU日本文理大学
〈協賛〉キリンビバレッジ株式会社九州支社、キリン・シーグラム株式会社
〈協力〉アディダスジャパン株式会社


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