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キリンフットサルロゴ
 大 阪 大 会 
 「ゴ、ゴール!」。歓声が館内にこだまするー。「キリンフットサルフェスティバル2002大阪大会」が、4月20日、21日の2日間、大阪此花区の舞洲アリーナで行われた。一般の部は旭屋MMT狭山Aが1−0で田辺っ子を下して優勝。小学生の部は吹田スポーツクラブが猪名川FCを2−1で破って優勝、栄光の優勝カップと金メダルを獲得した。


すべてに完ぺき余裕の優勝

 <一般の部・決勝> 旭屋MMT狭山A 1−0 田辺っ子
旭屋MMT狭山A
優勝した旭屋MMT狭山A
 優勝した旭屋MMT狭山Aチームの蔵内茂監督(34)は、青果店を経営している。しかし、ただの青果店主ではない。フットサル日本代表コーチの肩書きがついている。チーム内には元J・リーガーの塩谷伸介もいる。道理で強いはず。予選から5試合、すべて余裕の優勝だった。

 フットサルは攻守のバランスが大切だ。普通のサッカーに比べてコートが狭い分、細かいテクニックが要求される。一般の部の決勝スコアは1対0と小差だったが、内容は旭屋の一方的なものとなった。

 開始早々の2分、中盤でつかんだ好機に、左サイドから北戸豊が豪快にミドルシュート。「前夜考えた作戦がピタリと決まった」(塩谷伸介主将)と、見事な攻撃で先制点を挙げた。

 旭屋はその後も再三ゴール前をにぎわすが、追加点が取れない。一方準決勝で強敵世界(WORLD)を破った田辺っ子も果敢に攻めるが、旭屋の完璧なデイフェンスに、すっかりお手上げ。

 強引なシュートを再三放つが、得点には結びつかない。フットサルの試合時間は前、後半各7分と短い。余裕たっぷりのチームと焦り気味のチームでは、勝負にならなかった。

 この日、GKを務めた北野順平(28)は「点を入れられる気がしなかった」と振り返り、蔵内監督も「実は昨日行われた別の大会でも優勝したんです」と、澄まし顔だった。さらに「全員が20代後半なので、今後は若い人を入れて、選手層を厚くしたい」とあくまでどん欲だった。


のびのびプレーで初V決めた

 <少年の部・決勝>
吹田スポーツクラブ 2−1 猪名川FC

吹田スポーツクラブ
少年の部優勝の吹田スポーツクラブ
 吹田スポーツクラブは、前年の優勝チーム中豊島シリウスFCを準決勝で3−1で破り、その勢いで猪名川FCに勝って優勝したが、決勝にふさわしい好ゲームだった。

 開始3分、左サイドからの絶妙なセンタリングを永松耕一郎(5年)が、うまくあわせて先制。さらに、後半開始1分過ぎ、増馬拓也(6年)の放ったシュートのこぼれ球を、これまた永松が「いつもと違う素晴らしい動き」(林晃平主将)で、押し込み、決定的な2点目を挙げた。

吹田スポーツクラブ
小学生とは思えぬハイレベルな決勝戦。ゴール前の攻防もヒートアップ
 吹田スポーツクラブの浜口憲司監督(38)も、実は元Jリーガー。ガンバ大阪に在籍していたという“つわもの”だ。モットーは「フットサルは数のバランスが一番。変にこだわらず、のびのびプレーで」と話し、ゲームが始まると、すべて選手まかせで、悠々と観戦した。

 試合は終盤PKによる失点で追い上げられたが、そのまま押し切りゲームセット。大会前、浜口監督が「優勝を目指してがんばります」の予言通り、初優勝を飾った。

 負けた猪名川FCは、決勝戦こそ、相手チームの「うまさ」に実力を出し切れず敗退したが、バランスの取れた好チーム。昨年のキリンフットサル兵庫大会で優勝した先輩に続けと頑張ったが、あと一歩のところで涙をのんだ。


マリーニョ氏にちびっ子大喜び

フットサル
 熱戦が続いた大会の合間に行われた「サッカー・クリニック」が好評だった。講師は元フットサル日本代表監督を務めたこともある、ブラジル生まれのアデマール・ペレイラ・マリーニョ氏(48)。流ちょうな日本語、オーバーなアクション、ユーモアたっぷりの指導に、受講したちびっ子選手も大喜びだった。
 サッカーが上手になるには「まず多くの試合を見ること」、そして「プレー中は失敗を恐れないこと」の2点をあげ、「トライしない人はうまくならない」とキッパリ。続いて行われたフットサルのミニゲームの中でも、実戦に沿った具体的なプレーを手取り足取りコーチした。約1時間、大勢のちびっ子選手相手に、汗びっしょりのマリー二ョ氏だった。


加藤久氏が選手とサッカー談義

加藤久氏  キリンビールがホームページ上で運営しているキリンビール大学のサッカー部顧問を務める、元サッカー日本代表の加藤久氏(写真)も大阪大会に駆け付けた。「皆さんとサッカーの話をしにきました」と、終始ピッチそばで選手たちと言葉を交わしていた。
 会場では蹴ったボールの速度をスピードガン測定するコーナーや、サッカーボウリングなどのアトラクションも開催された。選手たちはゲームの合間に、自らのキック力やテクニックを競い合い、一喜一憂していた。キリンビール大学についてはhttp://www.beerdaigaku.com


サッカー文化定着させたい

吉川元章氏  キリンフットサルフェスティバルは、W杯の開催都市を中心に全国各地で開催している。大阪府のサッカーについて「そりゃ、盛り上がりを見せています。が、大事なのはその後。W杯後のサッカー文化を定着させたい。そのような面でも、フットサルは非常に有効」と、大阪サッカー協会理事・日本フットサル委員会委員長の吉川元章氏(写真)は話した。
 「フットサルはサッカー技術を学ぶにはぴったりのスポーツ。大阪府では体育館の使用などに関して理解が高まってきています。すそ野の拡大とともに、正しい技術・練習法・マナーなどを広める指導者を育てていくことが急務ですね。手軽に参加できるので、やってみたいと思っている人が増えているのは実感しています。この流れを止めるわけにはいかない」。
 確かにフットサルの文化は始まったばかりだ。今をしっかりすればサッカー文化の力がアップするのは間違いないところ。今後のフットサルの発展に期待しよう。

もうすぐW杯 盛り上げます

和住雄造氏  「24年前は、営業でサッカーのチケットを持っていっても受け取ってもらえなかったんですよ…」と、キリンビール大阪支社長の和住雄造氏(写真)は、ピッチを駆け回る選手を見ながらほほ笑んだ。24年前、キリンがサッカーのサポートを始めた時の話だ。「サッカーがこんなに熱くなるとは…」。営業の現場で、サッカーと共に歩んできた。それだけに現在のサッカー熱には感慨もひとしお だ。
 「W杯開催までもあとわずか。大阪も盛りあがっています。CMソングの問い合わせも多いですし、サッカーデザイン缶の引き合いも強いです。これからも盛り上げますよ」というキリンビールでは、戎橋にあるKPOキリンプラザ大阪で、「OH! SOCCER2002」を6月30日まで開催している。
 キリンカップサッカーヒストリー展やアディダスアートフィーバー展(共に5月12日まで)といったイベントのほか、特別醸造されたKPOウィナーズビールなどサッカー関連の特別メニューを味わうことも。もちろん今後のキリンカップサッカー、スロバキア戦、ホンジュラス戦、キリンチャレンジカップのスウェーデン戦の応援イベントも展開される。

 − 大会概要 −
〈主催〉キリンビール株式会社大阪支社
〈共催〉日本フットサル連盟
〈主管〉大阪サッカー協会
〈後援〉財団法人日本サッカー協会、fm osaka
〈協賛〉キリンビバレッジ株式会社静岡支社、キリン・シーグラム株式会社
〈協力〉アディダスジャパン株式会社


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