屈指の好ガード
世界最強のフランス対王座奪還に燃えるイタリアという予選屈指の好カード。「ライバルは曽ヶ端。でも阿部の若さも脅威だ。かなりゲーム慣れしているから、予選突破が当面の課題」と柏の守護神・南雄太が、優勝候補のフランスを指揮する。対する市原・阿部勇樹は、イタリアをコマンド。「サッカーゲームは結構はまってます」とニヤリ。自信をのぞかせた。
宿命の対決は、予想どおり両者譲らず一進一退の展開。その均衡を破ったのが阿部イタリア。31分、中央からスルーパスを通し、強烈なシュート。キーパーの下を抜いて1点目を奪う。本職の南としては痛恨の失点だ。イタリアの放った初めてのシュートが見事に決まり、「たまたま入ってラッキー!」と阿部が歓喜する。
フランスも後半になって果敢にチャージ。59分には、右サイドからのセンタリングを頭で合わせたが、惜しくもゴールマウスを外れる。72分、フランスはメンバーチェンジ。さらに積極的にゴールをねらう。
ボール支配率57%のフランスは同点に追い付くためのラストショットをねらう。しかしイタリアの高い守備力になかなか突破口をつかめず、試合終了。スピード感のあるハイレベルな戦いは、イタリアが世界チャンピオンのフランスに競り勝った。
「決定力不足ですね。いやボクの練習不足というわけじゃないんですけど」と敗北の弁を語る南。事実上の決勝戦とも言われたこのゲームを制した阿部は「曽ヶ端さんに挑戦できるように次も頑張る」と意気込んだ。
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