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| 白熱したバトルとなった阿部対榎本の準決勝第2試合。敗れた榎本も阿部の実力に納得 |
現実世界と交錯
「100万円を狙っていた」と告白した東京V・米山篤志を予選で撃破して準決勝に進出した横浜M・榎本達也がポルトガル。試合巧者の阿部イタリアを相手にどう戦うかが見ものだった。
36分、ポルトガルがいきなりイエローカードをもらう。このファールによってゲームの流れはイタリアに。本当のサッカーと同様に、MF阿部がゴールを狙い、GK榎本が好セーブする。現実とゲームの世界が交錯して、いやが上にも興奮のボルテージが高まる。結局ポルトガルはイタリアにゴール目前まで押し込まれるものの、零封して前半を終える。
ここで榎本ポルトガルがゲームを知り尽くした作戦に打って出た。後半に備えて2人をメンバーチェンジ。守備主体のフォーメーションに移行して、カウンターで1発を狙うという作戦に転じた。
49分、ポルトガルが決定的な場面を迎えるが、イタリアのファールに阻まれる。イタリアは退場となるが、この場をしのぎ切り、攻撃に転じる。73分、イタリアが左サイドにゴールを決めた。これが、決勝点となり、阿部イタリアが決勝にコマを進めた。
「ゲーム中に、実際でもこんなパスが出せたらいいななんて思うことがある」。勝利を獲得した阿部は、ふとつぶやいたのだった。
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