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■ 井上真由美が涙のツアー初優勝 ■
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◇最終日◇14日◇千葉・富里GC(6225ヤード、パー72)◇賞金総額6000万円◇出場58人 ◇晴れ、21・2度、南南西の風3・8メートル◇観衆2508人 プロ6年目の井上真由美(27=関西軽井沢GC)が3日間、首位を守り抜き、通算5アンダーでツアー初優勝を飾った。 出だしの1番でいきなりボギーをたたいたが、その後は堅実なゴルフを展開。終盤の16、17番で連続バーディーを奪って 71をマークし、追いすがる服部道子(33)を1打差で振り切った。 今季国内初戦の福嶋晃子(28)は78をたたき通算7オーバーと振るわず、36位に沈んだ。 最終18番ロング。1打差で追う服部が先にパーでホールアウトした。井上のウイニングパットは、2メートルの嫌な距離。 キャディーを務めた近大時代の同級生、清水重憲さん(27)が、こう声をかけた。「外しても、命を取られるわけじゃない。 思い切って打て!」。天の声のように聞こえた。「パターのヘッドにただ、ぶつけただけです」。井上は優勝を決めた 1打をそう振り返った。 涙、涙の大洪水。優勝スピーチは言葉にならない。「優勝できるなんて全然、思っていなかったので、夢みたいです…」。 プレー途中でつい、視線がボードに向き、首位に立っているのを知った。それから頭が真っ白になったという。 グリーンサイドには兵庫県川西市から急きょ、駆け付けた両親の姿があった。中学1年の時、ゴルフを勧めた父仁志さん (58=鉄鋼所経営)は「よくやってくれた。親孝行娘です」と、愛娘の勇姿を目に焼き付けた。 ティーショットを左に引っかけ、いきなりのボギースタート。しかし「あの1打で逆に気が楽になった」と言う。終盤16番の バーディーで単独首位に立ち、続く17番でも1・5メートルを沈める。「応援していただいている方たちに、ショックを与えない ようにだけ考えていました」。その言葉が信じられないような完全優勝だった。【三角和男】 ◆井上真由美(いのうえ・まゆみ) 1974年(昭和49)8月2日、兵庫県川西市生まれ。中学1年からゴルフを始め、 近大在籍時、関西女子学生を2度制覇した。97年、プロテストを一発合格。最高成績は98年ダンロップレディスなどの2位。 昨年の獲得賞金は1268万1666円で、42位だった。家族は両親、兄、姉。161センチ、52キロ。 |
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