仁川アジア大会に出場する男子マラソン代表の川内優輝(27=埼玉県庁)が29日午前、韓国・金浦空港に到着した。そのまま仁川市内にある、選手村に入村した。

 金メダルでなければ、来年の世界選手権への道を断つと断言している川内は、10月3日のレース本番を前に、既にスイッチが入っている様子。「いいっすね、このコンディション。本番もこのぐらいなら」と、降雨の気温20度の天候を歓迎の様子。2時間6分台の自己ベストを持つ選手がいることに「今までのアジア大会では、いなかったでしょう」と、ライバルの中東勢に真っ向勝負の構えを見せた。

 一方で、心配を胸に日本をたった胸中も明かした。「御嶽山が、かなり大変なことになっています。あんなことになるなんて…」。陸上長距離の練習拠点も付近にあり、被災者のこともあり、案じている様子だった。