やり王国の“3きょうだい”が仁川で旋風を巻き起こす!

 アジア大会に日本代表6人を輩出するスズキ浜松ACが16日、浜松市内で練習を公開。金メダルを期待されるのが、男女のやり投げトリオだ。34歳のベテラン村上幸史は助教を務める日大の授業があり欠席したが“長女”で28歳の海老原有希、入社1年目の23歳“末っ子”の新井涼平が金メダルを誓った。

 日本記録保持者の海老原は、2月に痛めた左足首の圧迫捻挫も「今は痛みも感じない。あとは120%で投げるだけ」と頼もしい。連覇を狙う、そのお姉さんを「いつも“食事ごっつぁんで~す”とせがまれる」と手を焼かす新井は、村上に48センチ差と迫る85メートル48の日本歴代3位を4月に樹立。村上との金メダル争いにも「試合が始まれば敵。複雑ですが切り替えます」と長男不在の場で?

 堂々の勝利宣言。まずはこの種目で「アジアに敵なし」を印象づけて、2年後のリオデジャネイロ五輪に弾みを付ける。