ジャカルタ・アジア大会の男子バスケットボール代表選手4人が20日、行動規範の違反で日本選手団の認定を取り消され、帰国処分となった不祥事を受け、日本バスケットボール協会は同日夜、都内で緊急記者会見を開いた。

 三屋裕子会長(60)は、外部の弁護士3人で構成する裁定委員会を立ち上げ、その答申が上がり、理事会で決議した上で、選手の処分を決めると語った。「コートの外のこと。感情的になってはいけない」と設置の意図を説明した。

 また代表選手に、倫理研修をやっていなかったことも明らかにした。「倫理研修をやっていなかったことが発覚した。それ相応の選手を招集するのが代表…そこまでやらなければいけないのかと思うが、招集したらやっていこう」と今後は代表に進出した選手にも倫理研修を行っていく考えを示した。

 そして責任者を現地に派遣できなかった理由として「大会組織委員会からADパスが選手以外、4枚しかなく監督、アシスタントコーチ2人、通訳で埋まり、選手村に入る人が限られていた」と説明した。【村上幸将】