初めて日本代表が結成されたスケートボードで、四十住(よそずみ)さくら(16=和歌山・伊都中央高)が第1号の金メダル、伊佐風椰(かや、17=神奈川・相模女大高)が銀メダルを獲得した。

大きなおわんを組み合わせたようなコースで技を披露するパーク。四十住は2本目に66・66点をマークした。巧みにデッキ(板)を操り、採点を待つ際には外国人DJから「サクラ、チョ~スゴイネ!」とたたえられる出来。日の丸の旗を振った応援を受けた四十住は「自分の中で自信がつきました。(応援が)すごく心強かったです。これからドーピングを受けます。出発前の日本でやったので、2回目ですけれど」と初々しく振り返った。

伊佐も2、3本目で58・33点を記録して2位。得意のストリートの前にメダルが確定し「3本ともうまく滑れて、本当にうれしい。お客さんがいっぱいいた」とニッコリ。アジアの中で日本の実力は突出しているとはいえ、初めて実施される20年東京五輪に向けて、パレンバンから吉報を届けた。