◆15日の注目競技

 男子100メートル予選

 ◆出場日本人選手

 塚原直貴(富士通)江里口匡史(早大)木村慎太郎(早大)

 江里口、木村は初出場ということもあり、まずは1次予選突破が目標になるでしょう。突破の目安は10秒3台だと思うので、2人とも自分の力をしっかり出せば、持ちタイムから考えて、2次予選進出は十分可能です。

 塚原は1次予選は確実に突破するでしょうから、ポイントは2次予選。いかにここにピークを持ってくるか。リラックスして10秒2台前半のタイムが出せれば、(準決勝)進出は問題ないでしょう。2日間に渡るラウンド(15日=1次・2次予選、16日=準決勝・決勝)にも慣れているので、準決勝で勝負をしてもらいたい。いい走りをしてぜひファイナルの舞台に立ってほしいですね。

 4×100メートルリレーへの注目が高いですが、まずは個人種目でいかに戦うかです。自分もそうでしたが、結果はどうあれ個人種目での充実感がリレーに生きていきます。3選手ともロンドン五輪に向けて、今の自分の力が世界の中でどこにいるのかを把握するいい経験になるとも思うので、この100メートルをしっかり頑張ってもらいたいです。(TBS世界陸上短距離解説・朝原宣治)

 ■TBS

 15日の放送予定

 16:00~18:50

 男子砲丸投げ予選、女子3000メートル障害予選ほか

 22:00~28:40

 開会式、男子100メートル1次・2次予選、女子棒高跳び予選、女子1万メートル決勝、男子砲丸投げ決勝ほか