期待された岩出玲亜(20=ノーリツ)は初マラソンより2分近く遅く、8位と苦い結果に終わった。

 昨年11月の横浜国際で3位に入った逸材だが、19キロすぎに先頭集団に離され、挽回できなかった。

 愛知・豊川高出身と地元で、世界選手権の代表入りを確実にするための快走は見せられなかった。

 「点数にもならない結果。心と体が連動していなかった。(距離が)前回の倍ぐらいに感じた」と失意の表情。「今回であらためてマラソンの奥深さ、難しさが分かった」と神妙に語った。